2017/05/24更新
ヒレカツのカロリーは高い?糖質制限には向いている?
トンカツは好きだけどダイエット期間中は、カロリーが多いロースではなく、ヒレを選ぶという人もいるかと思います。確かにヒレカツは、ロース肉のトンカツよりもカロリーが低めなのですが、本当にダイエット中に食べてもいい料理なのでしょうか?
ここではヒレカツのカロリーについて紹介し、カロリー制限でのダイエットに向いているかについて説明します。またカロリー制限ではなく、糖質制限で考えたときに、ヒレカツは適している料理なのかについても合わせて説明します。
ヒレカツは高カロリー!カロリー制限には不向き
ヒレ肉はロース肉よりは脂身が少ないため、確かにロース肉よりはカロリーが低めです。それでもロースカツのカロリーが高すぎるだけで、ヒレカツのカロリーが少ないわけではありません。
ヒレカツのカロリーはお店によって多少の違いはありますが、日本食品標準成分表としては下記のようになります。
- ヒレカツ(100g):388kcal
1人前のヒレカツを何グラムと考えるかによって、カロリーの考え方も変わってきますが、もし1人前を100gとするのであれば、1食あたりのカロリーは高めです。一般成人男性が1食で摂取するカロリーの目安が600〜700kcalです。その半分以上ですから、ヒレカツは高カロリーに分類されます。
しかも食事をする上では、ヒレカツ100gだけで済むわけではありません。他にも様々な料理を食べないと空腹に耐えられなくなります。そう考えると、いくらロースカツではなくヒレカツを選んだとしても、カロリー制限でのダイエットには向いていません。
カロリー制限をしている人は、ヒレやロースといった部位の問題ではなく、そもそもトンカツがNGですので、注意してください。
ヒレカツの糖質は少なめ!糖質制限ではOK
ヒレカツはカロリーが高めで、カロリー制限ではNGですが、糖質制限ではどうでしょう?ヒレカツ100gの糖質は下記のようになります。
- ヒレカツ(100g):14.0g
スタンダードな糖質制限をしている場合は、1食あたりの糖質量を40gに抑える必要があります。もしヒレカツを200g食べたとしても、糖質量は28gですので、まだまだ余裕があります。一緒に食べる食品の糖質も考慮しなくてはいけませんが、ヒレカツは問題なく食べることができます。
ヒレカツは材料に小麦粉とパン粉を使っていますが、使っている量がそれほど多いわけではありません。このため、それらの材料が糖質制限の邪魔をするということはありません。
またカロリーについては、糖質制限ではほとんど考える必要はありません。糖質制限で気にしなくてはいけなのは糖質のみです。カロリー制限でダイエットをしてきた人には、いまいち納得出来ないかもしれませんが、それが糖質制限というものです。
このため、ヒレカツのカロリーは無視してもかまわないと覚えておきましょう。
糖質制限を考えるならヒレカツよりもロースカツ
カロリー制限で考えると、ロースカツよりもヒレカツのほうが優れていますが、糖質制限で考えると、その結果が逆転することになります。ロースカツは高カロリーですが、実は糖質はかなり少なめです。
- ロースカツ:450kcal/9.1g
なんとヒレカツよりもロースカツのほうが、4.9gも糖質が少なめです。これはお肉に含まれる脂質の違いです。ロースカツは脂質が多いためカロリーが高くなるのですが、反対に糖質は抑えられます。このため、糖質制限を考えたときはロースカツを選ぶことをおすすめします。
もちろん、味の好みがありますし、ヒレカツでも十分に糖質が少なめですので、よほどこだわるのでなければヒレカツでも問題ありません。ただ、ほんの少しでも糖質を減らしたいと考えるのであれば、糖質が少なめのロースカツがおすすめです。
また、お店によってはたっぷりパン粉を使った衣をつけていることもありますが、衣はかなりの糖質を含んでいます。外食をするときは、できるだけ衣の少ないお店を選ぶようにしてください。また、付け合せのキャベツなどで満腹感を高めて、食べ過ぎないように注意してください。
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