2017/05/29更新
かぼちゃの煮物のカロリーは?糖質制限には向いている?
かぼちゃを使った定番料理といえば、なんといってもかぼちゃの煮物ですよね。シンプルながらかぼちゃの魅力を最も引き出せる料理のひとつで、甘めの味付けは子供にも人気が高いです。そんなかぼちゃの煮物のカロリーと糖質がどの程度か調べてみました。
かぼちゃの煮物のカロリーはそこまで高くない
あのネットリとした味わいから何となくカロリーが高いとイメージしがちな、かぼちゃの煮物ですが、実際の数字は100gあたり96kcalとそう高くありません。1皿を少し多めに150gと見積もっても144kcalほど。
昼食や夕食のお供に1皿程度ならカロリー的には問題なさそうです。ただ、2皿3皿と量が増えてくるとカロリーオーバーの危険性が増すので気を付けてください。
ちなみに、かぼちゃの煮物のカロリーの大半はメインであるかぼちゃによるもの。他に使われるのは調味料だけなので当たり前といえば当たり前ですね。かぼちゃは100gあたり91kcalと野菜類の中でもやや高カロリーな部類なので、かぼちゃの煮物に限らず料理に用いる時には注意しましょう。
後は甘めの味を出すために砂糖が多めに用いられており、それがカロリーを少し高くしています。とはいえ、砂糖の使用量を少し減らしたくらいで大幅にカロリーが変わることはありません。
どうしても気になるならカロリーカットの甘味料に置き換える、くらいの心持でいいと思います。かぼちゃにはアンチエイジングに効果的と言われるビタミンEが豊富に含まれますので、カロリー摂取目安を超えない程度に摂取するといいでしょう。
かぼちゃの煮物は糖質制限にあまり向かない
かぼちゃの煮物の糖質量は100gあたり約18.5g。1皿(150g)だと糖質量が約27.8gにもなってしまいます。スタンダード糖質制限の目安が一食40g以下ですので、1皿食べると残りは約12.2g。これだけで他のおかずやスープなどを用意しなくてはなりません。
かぼちゃは野菜類の中では食べごたえがある方かもしれませんが、それでも150gでお腹いっぱいにはならないでしょう。そのため、かぼちゃの煮物は糖質制限には向きません。
何気に、かぼちゃの煮物1皿の糖質量はショートケーキ1切れと同じくらいだったりします。つまり、かぼちゃの煮物を食べるのはスイーツを食べるのとそう変わらないわけです。
ここまで糖質の高い理由は単純にかぼちゃの糖質が高いこと、そして砂糖やみりんが用いられることです。かぼちゃは100gあたりの糖質量が17.2gと野菜の中でも高め。砂糖については使った量がほぼそのまま糖質量に反映されます。
かぼちゃの煮物の糖質を抑える
かぼちゃの煮物の糖質を抑える方法で最初に思いつくのは、砂糖と甘味料に置き換えてしまう方法でしょう。かぼちゃの煮物は砂糖のおかげで甘くて美味しい料理になっていますが、その砂糖が糖質量を大きく増やしているのも事実です。
砂糖を糖質カットの甘味料に置き換えれば、味を大きく変えることなく糖質だけを抑えることが可能。かぼちゃ自体の糖質が高いので極端な低糖質化は難しいものの、比較的口にしやすくはなると思います。
また、かぼちゃの種類を西洋かぼちゃから日本かぼちゃに置き換えるのもひとつの手かもしれません。実はかぼちゃと一口に言っても大きく2種類が存在し、私たちが普段よく食べている西洋かぼちゃ以外に日本かぼちゃという種類が存在します。こちらは糖質量が100gあたり8.1gと、西洋かぼちゃの半分以下です。
そのため、これを使用することでかぼちゃの煮物の糖質を大きく抑えられます。ただ、日本かぼちゃは流通量が少ないうえ、西洋かぼちゃとは味も違うのであまり有効な手段ではないかもしれません。甘味料置き換えの方が現実的ですね。
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