2017/01/17更新
銀杏の糖質は?ぎんなんの栄養素やカロリーについて調査
秋になると銀杏(ぎんなん)の木が色づき始め、それと同時にその匂いで通行人に悩ましい思いをさせるのが銀杏です。ところが料理になって出てくると味わい深く、好んで食べる人も多いのではないでしょうか。そんな銀杏(ぎんなん)の糖質はどれくらいあるのでしょう。
栄養素やカロリーも含めて、銀杏の魅力とその糖質について説明します。糖質制限をしている人で、銀杏が大好きという人は要チェックです。
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銀杏はかなりのカロリー低めの食材!
糖質制限はカロリーを気にする必要がないとよく言われていますが、それでも摂取のし過ぎはダイエットには向きません。それでは銀杏はどれくらいのカロリーを含んでいるのかをチェックしてみましょう。
銀杏(可食部:100g) | カロリー |
---|---|
生 | 171kcal |
ゆで | 174kcal |
銀杏は生のままでも茹でてもとてもカロリーが低めです。100gあたりのカロリーが40kcal以下になると低カロリーと言われます。そのため低カロリーという定義には入りませんが、ナッツ類の中ではとてもカロリーが少ない食材のひとつであることは間違いありません。
乾燥した落花生のカロリーが562kcalで、乾燥したアーモンドも587kcalとかなりの高カロリー食材であることを考えると、同じナッツ類とは思えないほどのカロリーの低さです。これだけ低カロリーであれば食べても太らなそうですが実際はどうなのでしょう。
カロリーが低めとなれば、気になるのは糖質量と栄養素ですよね。次に銀杏の糖質量について説明し、そのあと銀杏の栄養素とその魅力について紹介します。
銀杏は糖質が高めで糖質制限には不向き
銀杏はカロリーは低いのですが糖質が高めです。100gあたりの銀杏に含まれる糖質量は25gですので、ナッツ類の中でもかなり高い数字で、くるみの5倍以上もの糖質を含んでいます。もちろんお米や小麦粉と比べると糖質は低いため、あくまでもナッツ類の中という基準で考えたときは高めということです。
一般的にはやや糖質が高めなので、糖質制限中は好んで食べるということは避けたいところですが、実際に100gもの銀杏を食べるということはまずありません。銀杏をたくさん食べても5〜10粒くらいではないでしょうか。
銀杏は可食部10粒で16g程度です。この時の糖質量は3.2gですので、糖質制限中に食べる量としては問題ありません。積極的に食べるのは避けておきたいところですが、料理に含まれているときに取り除く必要はありません。
煎り銀杏で大量に出てきたときだけは注意してください。1度に食べる量を5〜10個程度に抑えて、糖質の摂り過ぎには注意してください。低カロリーでも糖質が多めの食材は糖質制限では避けるべき食材だということを頭に入れておきましょう。
銀杏の魅力はその栄養素にあり
銀杏は低カロリーですが高糖質ですので、たくさん食べることはおすすめできませんが、栄養素という意味では実はとても優れた食材のひとつです。銀杏の栄養素は下記のようになります。
銀杏の栄養成分(100gあたり) | ||
---|---|---|
エネルギー | 生 171kcal | ゆで 174kcal |
タンパク質 | 生 4.7g | ゆで 4.6g |
脂質 | 生 1.6g | ゆで 1.5g |
炭水化物 | 生 34.8g | ゆで 35.8g |
灰分 | 生 1.5g | ゆで 1.2g |
主要成分だけを確認すると、それほど高い栄養素が含まれているようには見えませんが、カリウムやビタミンAなどが豊富で、ナイアシンや鉄分なども含まれています。パントテン酸も多く含まれているため、美容を気にする人にとって銀杏は強い味方となります。
銀杏(ぎんなん)は中国だけではなくヨーロッパでも薬として利用されることもあるほど、栄養素に優れた食材です。糖質が高めということで、糖質制限をしている人の大量摂取は避けるべきですが、そもそも銀杏は糖質制限をしていなくてもたくさん食べることは避けるべき食材とされていますので、実用上は糖質制限上もそれほど気にする必要のない食材です。
銀杏は低カロリーで栄養素に優れた食材ですが、糖質が高めで、かつ大量摂取を避けたい食材ですので、適量を意識して食べるようにしてください。すでに説明したように5〜10粒程度が適量ですので、いくら美味しくても食べ過ぎには注意してください。
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