カシューナッツは高糖質？気になる栄養素やカロリーは？

サクサクとした歯ごたえが好きという人も多く、料理やお菓子作りでも使われることの多いカシューナッツですが、実は糖質制限に不向きな食材ということは意外と知られていません。でもこれだけ人気のカシューナッツですから、どうにかして食べたいという人も多いはずです。

ここでは食材としてのカシューナッツの魅力と、糖質制限をしているときのカシューナッツの食べ方について紹介します。

関連：ナッツは糖質低め！でもカシューナッツは高め！どれがおすすめ？

カシューナッツのカロリーは高め

カシューナッツ100gのカロリーは576kcalです。カシューナッツは生のままでは食べることができませんので、スチームローストを行い、保存期間を長くするために塩で味付けをして出荷されることが多いため、このカロリーは「フライ・味付け」処理をされたものです。

576kcalといえば、女性の1食の摂取カロリーよりも少し少ないくらいですので、かなりの高カロリーだということがわかります。マクドナルドのビックマック1個よりもカシューナッツ100gのほうが高カロリーだと考えると、いかに高カロリーなのかが伝わるかと思います。

もちろん糖質制限をしている人にとってカロリーはそれほど気にすることはなく、糖質制限でダイエットしている人でも、1日の摂取カロリーをしっかりコントロールしていれば、カロリーに対して神経質になる必要はありませんが、それでも高カロリーであることには違いありません。

コンビニなどで売られているカシューナッツは100g前後のものが多く、これを間食などで1袋全部食べると、さすがにカロリーオーバーになりますので注意してください。

カシューナッツは栄養豊富な食材

カシューナッツが高カロリーであることはわかってもらえたかと思いますが、カシューナッツは高カロリーでも食べたくなってしまう栄養面から見た魅力があります。そんなカシューナッツの栄養成分についてチェックしてみましょう。

参考：カシューナッツ以外の糖質量も「食品糖質リスト」でチェック

カシューナッツは全体の47.6%が脂質です。ダイエットしている人にとって脂質は避けたいものというのがこれまでの考え方でしたが、糖質制限ダイエットが広まってからは良質な脂質は健康のためにも必要という認識に変わりつつあります。そしてカシューナッツの脂質は良質な脂質ですので、積極的に摂りたい栄養素のひとつです。

また炭水化物やたんぱく質、ビタミンも豊富で、塩で味付けされていることからナトリウムなどのミネラルも豊富な食材です。このように栄養成分だけを見てみると、カシューナッツはとても魅力的な食材であることがわかります。

カシューナッツを含むナッツ類は美容面でもいい影響があると紹介されることがよくありますが、それもこの栄養価の高さから来るものです。カロリーの高さは気になりますが、やはりカシューナッツはとても優秀な食材のひとつです。

カシューナッツの糖質は高め

とても優れた食材のひとつであるカシューナッツですが、糖質制限という視点で考えたときは、あまりおすすめできる食材ではありません。カシューナッツ100gの糖質量は20gです。これはスーパー糖質制限をしている人の1食分の最大糖質量にあたります。

スタンダードな糖質制限をしている人でも、食事ならまだいいのですが間食となるとできれば糖質量を5g程度に抑えたいところですから、間食で食べていい量はたったの25gということになります。少し物足りなく感じる人も多いのではないでしょうか。

ただし、料理などで使う場合はそれほど気にする必要はありません。鶏肉のカシューナッツ炒めなどでは2〜3人前の調理で使うカシューナッツは50g程度です。1人前は16〜25gとなり、糖質量は多くても5gです。これくらいであれば許容範囲内です。

カシューナッツは糖質が高めで高カロリーですので、単体での間食などには向いていませんが、栄養価も高く優れた食材ですので、食べる量を上手にコントロールしながら食べるようにしましょう

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