2017/05/29更新
筑前煮の糖質はどのくらい?低い高い?カロリーは?
筑前煮は筑前炊きや炒り鶏、がめ煮とも呼ばれる九州地方の郷土料理。鶏肉をはじめ、れんこんやニンジン、里芋にこんにゃくなど様々な具材を楽しめる一品です。正月や祝いの席などおめでたいタイミングで登場することも多いですね。そんな筑前煮の糖質とカロリーを見ていきましょう。
筑前煮は低くないので食べ過ぎに注意
筑前煮の糖質量は100gあたり約9.3gほど、1皿(200g)あたりだと約18.6gにもなります。野菜類や肉類を中心にしていることから低糖質とイメージされがちな筑前煮ですが、実際の数字は決して低いものではありませんでした。
煮物の中でも有名な豚バラ大根やいか大根が100gあたり糖質約3.9gと考えると、いかに糖質が高めか分かります。1皿食べるだけでもスタンダード糖質制限(一食の目安が糖質40g以下)の半分程度の糖質を摂取することになるので糖質制限中は注意が必要そうです。
筑前煮とメインのおかず、スープ類、サラダなどを用意すれば糖質オーバーの可能性は十分にあるでしょう。なぜ、筑前煮の糖質が高めかという疑問には2つの答えが用意できます。
まず、筑前煮の材料のひとつである、れんこんと里芋が高糖質。野菜なのでヘルシーと思われがちですが、れんこんは100gあたり13.5g、里芋は100gあたり10.8gもの糖質を持っています。また、筑前煮の味付けに砂糖やみりんが用いられるのもよくありません。
これらは調味料の中でも糖質が高いことで有名なもの。特に砂糖は使ったグラム数がほぼそのまま糖質量に反映されます。そのため、少量でも料理の糖質を大幅に上げることとなるのです。これらの理由から筑前煮は糖質が高めになっているので気を付けましょう。
筑前煮はカロリーも低くない
筑前煮のカロリーは100gあたり112kcal、1皿(200g)なら224kcalほどです。糖質同様、カロリーも決して低くない数字なので食べ過ぎには注意してください。カロリーに高い理由については、れんこんや里芋でも砂糖でもありません。
主な原因は鶏肉と調理中に使われるサラダ油などの油類にあります。鶏肉は肉類の中でも低カロリーな部類ですが、それでも100gあたり200kcalほどあります。
油については言わずもがな。たった4gが料理に加わっただけでも40kcalほどプラスされます。そのため、油を大量に用いる揚げ物はどれもカロリーが高いのです。話がそれましたね。とにかく、筑前煮は糖質だけでなくカロリーも低くないことを覚えておいてください。
低糖質な筑前煮を作ろう
糖質制限中だけど無性に筑前煮が食べたい。そんな時には糖質量を抑えた筑前煮を作りましょう。実はそう難しい話でもなくて、多少の材料変更と調味料の工夫で簡単に糖質を抑えることができます。
まず、先ほども言ったようにれんこんと里芋は糖質が高いので除外しましょう。代わりに入れる材料は糖質が低ければ何でも大丈夫ですが、大根やたけのこあたりが相性よくておすすめです。特にたけのこはどこかれんこんと似た食感を持つ野菜。それでいて糖質は100gあたり1.5gと低めです。
鶏肉やこんにゃくは低糖質なので問題なし。ニンジンはやや高糖質ではあるものの、取り除くほどではないでしょう。使用量を控えめにすれば大丈夫だと思います。
調味料については既に話したように砂糖やみりんがよくないので、これを糖質カットのものに置き換えましょう。いわゆる甘味料ですね。これなら味を落とさずに糖質だけカットできるはずです。
このようなレシピから筑前煮を作成すれば糖質を大幅に抑えることが可能。1皿あたりの糖質10g以下も夢ではないでしょう。料理の出来る方はぜひチャレンジしてみてください。
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