2017/01/17更新
ピスタチオは低糖質?気になる栄養素やカロリーについて
ナッツの女王としても知られているピスタチオは、お酒のツマミなどで食べることが多いナッツのひとつですが、アメリカやヨーロッパではアイスクリームなどに混ぜ込んで、食べることもあります。そんなナッツの女王ピスタチオの栄養素やカロリーはどれくらいあるのでしょう。
ここでは意外と知られていないピスタチオを糖質制限中に食べるときの注意点や、ピスタチオの栄養成分について紹介します。
関連:ナッツは糖質低め!でもカシューナッツは高め!どれがおすすめ?
ピスタチオのカロリーはかなり高め
まずはピスタチオの栄養成分について見ていきましょう。成分値は文部科学省の食品成分データベースを参照しています。
ピスタチオの栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 615kcal |
たんぱく質 | 17.4g |
脂質 | 56.1g |
炭水化物 | 20.9g |
灰分 | 3.4g |
ナッツ類のカロリーはどれも高いのですが、ピスタチオも同様に非常に高カロリーです。成人男性が1日に必要とするカロリーは2000kcalですので、ピスタチオ100gでほぼ1食分のカロリーを摂取することになります。
糖質制限ではカロリーをそれほど気にしなくてもいいと言われていますが、さすがに615kcalはカロリーが高すぎるのですが、実際にピスタチオを100gも食べるようなことはほとんどありません。
コンビニなどで売られているピスタチオは50g程度ですので、カロリーは307.5kcalです。これくらいであれば低カロリーとは言えなくても、それほど気にするほどのカロリーではありません。糖質制限でご飯やパンを抜いている食事をしているとむしろカロリー不足になる傾向がありますので、カロリー補給という意味でもピスタチオはおすすめです。
ピスタチオはカリウム多めで栄養価が高い食材
ナッツ類は全般的にカリウム量が多いのですが、その中でもピスタチオは特にカリウムが多いナッツ類です。カリウムはナトリウムと同じように身体の中でとても重要な成分なのですが、現代の食生活では不足しがちな栄養素のひとつです。
ビタミンB1や鉄分も多いため、仕事が忙しくて疲労がなかなか抜けにくい人や、貧血気味の人は身体のコンディションを保つためには積極的に活用した食材です。ピスタチオを含むナッツ類は食物繊維も豊富ですので、腸内環境を整えることも期待できます。
ただし、ピスタチオだけで全ての栄養素を摂れるわけではありませんし、ピスタチオの食べ過ぎは、すでに紹介したようにカロリーオーバーに繋がりますので、食べるときはあくまでも適量を心がけるようにしてください。
いくら体にいいという食材でも、それだけに偏ってしまわないようにすることが大切です。ダイエットをしている人は、「痩せられる」「体にいい」と耳にすると同じものばかりを食べてしまう傾向が強いので、バランスよく食べることも忘れないようにしてください。
ピスタチオは食べすぎなければ糖質低め
糖質制限をしている人にとって気になるのがピスタチオの糖質ですよね。ピスタチオ100gの糖質は11.7gで、低糖質と言うには少し糖質が高めですが、それでも一般的な食品の中では糖質が少ない側に分類されます。
糖質制限をしているときの間食は、糖質量を5g以下に抑えたいところですので、ピスタチオを間食に食べるとすると、間食に食べていいピスタチオは42g程度です。コンビニで売られているピスタチオの量が50g前後ですので、少しオーバーと思うかもしれませんが、袋で売られているピスタチオのほとんどが殻付きです。
ピスタチオの可食部は55%くらいですので、50gの殻付きピスタチオの場合は27.5gしかありません。この時の糖質量は3.2gですので、まったく問題ありません。ちょっとした盲点ですが、ナッツ類の糖質やカロリーなどをチェックするときは殻の有無をしっかり確認しましょう。
ピスタチオは栄養価の高い優れた食材のひとつですが、食べ過ぎはカロリーも糖質量もオーバーしてしまいます。心がけてほしいのは食べすぎないことです。特にお酒と一緒に食べるときには食べた量がわからなくなってしまいがちですので注意してください。
その他のナッツの糖質やカロリーに関する記事
私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか?
インスタ60,000フォロワー突破!役立つ情報満載!