水切りヨーグルトの糖質はどのくらい？カロリーは？

最近話題の水切りヨーグルトは、最近ではヨーグルトメーカーが自社サイトで作り方を紹介するなどして、さらに認知度が高まっています。ところが糖質制限をしている人にとって、この水切りヨーグルトというのは悩ましい食材のひとつです。

市販品であれば糖質量がはっきりしているのですが、水切りヨーグルトに加工することで糖質がわかりにくくなります。ここではそんな水切りヨーグルトの糖質とカロリーについて、その考え方を紹介します。

水切りヨーグルトは低糖質！糖質制限でおすすめの食材

水切りヨーグルトの糖質について説明をするために、まずは水切りヨーグルトがどういうものか説明しておきましょう。ヨーグルトにはホエー（乳清）と呼ばれる水分が含まれています。水切りヨーグルトはこのホエーを取り除いたものです。

一般的に200gのヨーグルトからは100gのホエーを取り出すことができます。このときの水切りヨーグルトは100gということになります。200gの無糖ヨーグルトには9.8gの糖質が含まれています。100gのホエーは5gの糖質を含んでいますので、水切りヨーグルトの糖質は次のようになります。

• 水切りヨーグルト（100g）：4.8g

100gのヨーグルトに含まれる糖質量とそれほど変わりませんね。100g中の糖質量が5g以下ですので、水切りヨーグルトは低糖質に分類され、糖質制限に向いています。このため普通のヨーグルトと同じように低糖質な食品だと考えてください。

そういう意味では、水切りヨーグルトも普通のヨーグルトも、糖質制限という視点で考えると、どちらもそれほど変わりません。

水切りヨーグルトのカロリーは少なめ！糖質制限でも問題なし

水切りヨーグルトの糖質量は、普通のヨーグルトとそれほど変わりませんが、カロリーは大きな違いがあります。ヨーグルト200gのカロリーは124kcalです。これに対して乳清のカロリーは100gで20kcalです。これらを計算すると、100gの水切りヨーグルトのカロリーは次のようになります。

• 水切りヨーグルト（100g）：104kcal

通常のヨーグルトのカロリーは100gで62kcalですので、これと比べるとかなり高いカロリーです。もっとも104kcalという値も、通常のヨーグルトとひかくすれば高カロリーというだけです。十分にカロリーは少なめですので、あまり気にする必要はありません

しかも糖質制限なら、カロリーそのものを気にする必要はほとんどありません。糖質制限をするときに気にしなくてはいけないのは糖質だけです。もちろん高カロリーなものばかり食べていたのでは、痩せることはできませんが、糖質制限であれば自然と摂取カロリーが減ります。

このため、水切りヨーグルトくらいのカロリーであれば、まったく気にする必要はありません。糖質だけ注意して食べるようにしましょう。

糖質制限中に水切りヨーグルトを食べるときの注意点

水切りヨーグルトを食べるときに、気をつけなくてはいけないのが味付けです。言うまでもありませんが、水切りヨーグルトに砂糖はNGです。蜂蜜やジャムのような高糖質なものも避けるようにしてください。

甘さが欲しい場合には、甘味料を使うなどして、糖質が膨れ上がってしまうのを避けましょう。糖質を減らしたジャムなども有効です。

また、水切りヨーグルトを作るときにできるホエイについても、その取り扱いに注意しましょう。いつも、普通のヨーグルトを50g食べている人が、水切りヨーグルト50gに切り替えて、なおかつできたホエイも料理に使うなどすると、実質100gの普通のヨーグルトを食べているのと変わりません。

いつもの倍の糖質を摂取していることになりますので、これでは糖質がオーバーしてしまいます。ホエイを活用するのはいいのですが、ホエイにも糖質が含まれているということを、きちんと意識して使うようにしましょう。

それらを注意すれば、水切りヨーグルトも糖質制限に向いた食材のひとつです。ご飯やパンよりは確実に糖質が低い食材ですので、健康のためにも朝ごはんに取り入れるなどして、食事の糖質量を減らしたいときに活用してください。

▼ おすすめの関連記事
ヨーグルトの糖質は高め！食べるなら無糖のプレーンヨーグルト

ヨーグルトと糖質制限に関する記事をご紹介

ヨーグルトと糖質制限に関するその他の記事をご紹介します。

• 飲むヨーグルト
• フローズンヨーグルト
• アロエヨーグルト
• カスピ海ヨーグルト
• ダノンビオ
• 明治ブルガリアヨーグルト
• 恵ヨーグルト
• R-1ヨーグルト
• オイコス

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？