ぶりの糖質はどのくらい？低い高い？カロリーは？

ぶりはスズキ目アジ科に分類される魚のこと。照焼やぶり大根、刺身など多くの料理に用いられるうえ、栄養価が高いという特徴を持っています。冬に捕れる寒ブリは特に美味しいと言われていますね。そんな、ぶりの糖質とカロリーを見ていきましょう。

ぶりの糖質はとても低い

魚介類は全体的に糖質量が低めであり、ぶりも例外ではありません。具体的な数字としては100gあたり糖質約0.3gといったところ。ぶりの切り身が1パック200g程度とすれば、糖質量は約0.6gとなります。

糖質のことを少しでもかじったことのある方なら分かるように、100gあたり0.3gは非常に低いです。おそらく野菜類でもここまで低糖質なものはそうありません。一部の肉類や卵でやっと同じくらいの糖質量。要は数ある食品の中でも糖質が低い方から数えた方が確実に早いわけです。

それでいて、ビタミン類やDHAなどの栄養価が豊富と言われているのだから摂取しない手はないでしょう。特に糖質制限などダイエット中は摂取できる食品が偏ることから栄養も一緒に偏りがちです。これを解消するためにもぶりなどの魚類を積極的に摂取するようにしてください。

ただ、100gあたり0.3gの糖質はあくまでも調理前の状態であることは忘れずに。これを照焼やぶり大根などの料理にしてしまえば調味料が加わることから糖質量に変化が生まれます。残念なことに調味料の類は糖質が高いことが多いのです。それでいて、外食店の料理などは調味料がたっぷり使われていることが多いので気を付けてください。

定番の照焼に注意

さて、ぶりを使った料理と聞いて最初に思い浮かぶものといえば、やはりぶりの照焼ですよね。昔から多くの日本人に愛されるメニューのひとつで、定食屋のメニューでもよく見かけます。しかし、糖質制限中ならこの照焼に注意しなくてはなりません。

皆さんも一度は食べたことがあると思いますが、ぶりの照焼はけっこう甘めの味付けです。絶対とは言わないものの甘い味付けの料理は高糖質なことが多いのです。そのため、ぶりの照焼も糖質量はそこそこ高め。ちょっと大きめの1人前（150g）なら糖質量は約16.8gにもなってしまいます。

元の糖質量を知っていると、いかに高くなったかが一目瞭然でしょう。調味料の添加だけで16g以上も糖質が増えている計算です。一応は糖質制限中でも食べられる糖質量ですが、食べ過ぎや他のメニューとの総糖質量に注意。しっかり計算して糖質オーバーにならないようにしましょう。それか、少しアレンジして照焼の糖質量を落とすかですね。

ぶりの照焼の糖質量が高くなる主な原因は砂糖とみりんの使用にあるので、これを糖質カットの甘味料などに置き換えれば糖質量をグッと減らすことが可能です。同時に味の変化もあるとは思いますが大きなものではないでしょう。糖質制限中でも気軽にぶりの照焼が食べたいなんて時にはぜひ試してみてください。

ぶりは意外と高カロリー

魚介類なことからカロリーの低そうなぶりですが、実際は100gあたり257kcalもあるので注意してください。257kcalといえば肉類とほとんど変わらないですね。部位や種類によっては肉類より高カロリーなこともありえます。ご飯1杯が269kcalと言われているので、ぶり100gを食べるのはご飯を食べるようなもの、と考えておくといいかもしれません。

ちなみに、ぶりの照焼になると1人前（150g）のカロリーは360kcalになります。糖質ほどではないにせよ調味料によって数字が高くなるので、カロリーを少しでも抑えようと考えるなら気を付けましょう。ぶりの照焼にご飯、スープにサラダのセットだと700kcalや800kcalを超えてしまう恐れもあります。

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