ハヤシライスのカロリーは？糖質制限には向いている？

知名度の問題からカレーの偽物と呼ばれることもあるハヤシライス。確かに見た目がそっくりなうえ、肉類や玉ねぎといった材料が同じなことからカレーと比べてしまいがちですが、実際に食べてみると味はまったく別物ですね。ハヤシライスの方がまろやかで優しい味を持っています。そんなハヤシライスのカロリーと糖質を見ていきましょう。

ハヤシライスは高カロリー

ハヤシライスのカロリーは非常に高く1人前（500g）あたり810kcalもあります。一般的なカロリー摂取量が一食あたり600～700kcalと考えると、いかに高カロリーなのか分かりますね。スープやサラダといったサイドメニューを含まず、ワンプレートだけでカロリーオーバーを引き起こします。

そのため、カロリーを気にするなら手を出さないのが無難です。外食店のメニューだと1人前で1000kcalを超えることもありそうですね。同量のカレーのカロリーが835kcalとされており、ややカレーの方が高カロリーではあるものの、具材や味付けによっては逆転することもあるでしょう。

特に牛肉が多いハヤシライスだとカロリーが高くなりますね。牛肉はハヤシライスのシンボルとも言える材料ですが、100gあたり250kcal前後を持った高カロリー食品でもあります。そのため、牛肉の量が増えるほどにハヤシライスのカロリーは高くなってしまうのです。

また、調理の際に用いるバターもカロリーが高く、注意が必要な材料です。ハヤシライスのカロリーを高くしているのは主に肉類とバター、それにご飯と覚えておきましょう。ご飯はともかくとして、肉類やバターはレシピ次第で減らせると思います。

ハヤシライスは糖質制限に向かない

ハヤシライスの糖質は1人前（500g）あたり約59gとされています。ご飯の量がやや少なめなことから、カレーライスに比べると低糖質ではあるものの、食品全体で見れば高糖質な方ですね。

スタンダード糖質制限の目安が一食あたり糖質40g以下ですので、ハヤシライス1人前で軽々とオーバーしています。要は昼食や夕食などにハヤシライスを食べてしまえば、他の食事の糖質量を減らして辻褄を合わせなくてはいけません。

そうしないと、1日の合計摂取糖質が目安をオーバーしてしまい、肥満への道が近づいてしまいます。糖質が高い理由については肉類でもバターでも野菜でもなく、ご飯です。

ご存知の通り、ハヤシライスにはそれなりの量のご飯が含まれており、これには糖質もたっぷり含まれています。ご飯が高糖質食品なのは糖質制限の常識ですね。知らなかった方は覚えておきましょう。

ハヤシライスの糖質を抑えるには

ハヤシライスの糖質を抑えるならご飯を除けばOKです。ご飯には大量の糖質が含まれているため、これを除くことで糖質を大きく抑えることができます。ご飯の代わりについてはキャベツや豆腐が人気のようです。

キャベツは100gあたり3.4gしか糖質を持たない低糖質な野菜であるため、ハヤシライスをかけてお腹いっぱい食べても摂取目安内に収めることが可能でしょう。しかも、キャベツには食物繊維などの栄養が豊富に含まれると言われています。

豆腐の場合は木綿豆腐の方がいいですね。これを適度に混ぜてほぐしてからハヤシライスをかけていただきます。木綿豆腐なら一丁で3.6gの糖質しか持たないのでキャベツよりも糖質制限になるかもしれません。

とはいえ、どちらも低糖質なことに違いはありませんので、その時の気分で決めてしまっても平気でしょう。あまり同じ方法が続くと飽きるのでいろいろと工夫してみてください。後は単純にハヤシライスのライス抜きをスープとして食べる方法も存在します。しかし、ご飯抜きでハヤシライスと呼べるのかについては疑問が残ります。

▼ おすすめの関連記事
カレーの糖質はどのくらい？低い高い？カロリーは？

▼ おすすめの関連記事
ご飯の糖質は高め！白米・玄米・雑穀米・五穀米・赤飯

▼ おすすめの関連記事
玄米は糖質が多い！でもGI値は低め！白米よりは糖質制限向き

▼ おすすめの関連記事
こんにゃく米で糖質オフ！使う分量次第で糖質コントロールが可能

ハヤシライスと糖質制限に関する記事をご紹介

ハヤシライスと糖質制限に関するその他の記事をご紹介します。

• ハッシュドビーフ
• シチュー
• ビーフシチュー
• ロコモコ
• チキンライス
• タコライス
• パエリア
• ドリア
• リゾット
• ピラフ
• オムライス

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？