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2017/07/19更新

パイナップルは糖質制限中に食べてもOK?GI値やカロリーを徹底解剖

パイナップル

熱帯アメリカを原産とするパイナップルは南国のフルーツのイメージが強い食品ですね。日本では缶詰として食されることも多いと思います。そんなパイナップルは糖質制限中に食べても平気なのか。こんな疑問を見かけたのでお応えしましょう。

パイナップルの食べる量糖質量
1/4個17.96g
1/2個35.92g
1個71.84g
パイナップルの栄養成分(100gあたり)
エネルギー51kcal
タンパク質0.6g
脂質0.1g
炭水化物13.4g
食物繊維1.5g
糖質11.9g
ナトリウム1mg
カリウム150mg
ビタミンC27mg
カルシウム10mg
0.2mg
ビタミンB60.08mg
マグネシウム14mg

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パイナップルは糖質制限中に食べてもOK?

初めに言ってしまうと、糖質制限中のパイナップルの摂取はあまりおすすめしません。果物は非常に栄養価が高いことから少量であれば糖質制限ダイエットをサポートしてくれる可能性もあるわけですが、パイナップルの場合はGI値が高めです。

糖質やカロリーについては他の果物同様といった感じなのですけどね。GI値が他の果物に比べて高いのです。もちろん、食べる量を抑えれば摂取しても大丈夫。

絶対に口にしないで下さいとは言いませんが、他の果物よりも量を絞ったり注意を払わなければならないでしょう。その見た目通りダイエットにおける爆弾的な存在なのかもしれませんね。

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パイナップルの糖質はどれくらい?

ここからはパイナップルの具体的な糖質量を見ていきましょう。まず、パイナップル100gの栄養表を見てみると、炭水化物が13.4g、食物繊維が1.5gとなっています。

炭水化物から食物繊維を引いた結果が糖質となりますので、パイナップルの糖質は11.9gということです。野菜などの糖質を見慣れていると高いように見えるかもしれませんが、果物の中ではそうでもありません。

ちなみに、パイナップル1個の重さは1kg越えも普通なものの、可食部は半分以下だったりします。1kgと少しのパイナップルで食べられる部分は600g程度でしょうか。すなわち、パイナップル1つの糖質は約70gです。

関連:果物以外の食品の糖質をチェック「食材糖質リスト」を見る

パイナップルは果物の中で糖質が多い?少ない?

先ほど言ったようにパイナップルの糖質は高いように見えて、果物の中ではそうでもありません。たとえば、メジャーな果物のいちごは7.1g、オレンジは9.0g、メロンは9.8g、梨は10.4g、みかんは10.9g、りんごは13.1g。流石にいちごと比べると差が出るものの、極端に差があるわけではないです。

いわば中間、平均くらいの糖質と言えるのではないでしょうか。果てはバナナの21.4gなどもありますしね。それを考えればパイナップルの糖質はまだまだ少ない方です。とはいえ、油断は禁物ですよ。果物は野菜と比較すると総じて糖質の高い傾向にあるのですからね。

関連:パイナップル以外の果物の中から「低糖質フルーツ」を見つける

パイナップルのGI値は高い?低い?

糖質はそこまで高くない。カロリーもほどほど。そんなパイナップル唯一の弱点とも言えるのがGI値です。GI値とは血糖値が上がるスピードのことで、GI値が高いとインシュリンの分泌が増えて肥満に近づいてしまいます。

一般的にGI値が55から60以下くらいの食品がダイエット中でも安心と言われる中、パイナップルのGI値は65ほどです。基本的に果物は糖質が高くてもGI値が低いことからダイエット中でも安心なのですが、パイナップルは少し残念な結果になっています。

ただ、GI値が70以上の、いわゆるダイエット中の摂取は注意が必要な部類にまでは達していません。65であれば少しの注意といった感じ。他の果物よりは制限が厳しいものの、少量であれば食べることも可能でしょう。

パイナップルのカロリーは?

パイナップル100gのカロリーは51kcalです。糖質と同じく果物の中では一般的な数値ですね。極端に少なくもなければ高くもありません。果物と比べるならキウイの53kcal、ブルーベリーの49kcalなどが近いです。

野菜なら芽キャベツの49kcalなど。他にも卵の卵白が50kcal、しじみが51kcal、さといもが59kcalなどなど。この辺りはパイナップルと似たカロリーをしているので、ひとつの目安として参考にしてみてください。

パイナップルの栄養素や主要成分

パイナップルに含まれる成分で有名なのがたんぱく質分解酵素であるブロメライン。これを摂取することで消化しにくいたんぱく質をスムーズに消化することが可能。肉類と食べると効果が高いとされています。

よくパイナップルが酢豚と混ざっていたりするのは、この消化酵素を含むことからなのかもしれません。あれは非常に合理的な料理なのでパイナップルもぜひ食べるようにしましょう。

また、豊富な栄養素、主にビタミンCなどを含んでいます。ビタミンCは数ある栄養素の中でも最も有名なものですね。疲労回復にストレス対策、アレルギー症状の緩和や免疫力の向上、肌トラブルの回避や肌つやの改善など。

1つで多くの効果を持った栄養素です。他にも便秘解消にもってこいの食物繊維や、鉄分、カリウムといったミネラル類、エネルギー代謝を助けるビタミンB1なども含みます。

まとめ

簡単にまとめると、パイナップルはGI値がそれなりなので摂取に注意が必要な果物、といったところ。食べ過ぎてしまえばダイエット失敗の恐れもありますので、十分に注意しつつ摂取しましょう。

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