フランスパンの糖質はどのくらい？低い高い？カロリーは？

そのまま焼いて食べたり、サンドイッチに使ったりととても使い勝手のいいパンがフランスパンですが、糖質制限中はパンなどの小麦粉製品はNGです。とはいえ、本当に食べられないのか気になりますよね。少なくとも糖質量を確認してから食べるのを断念したいところです。

ここではそんな便利なフランスパンの糖質量について確認をし、糖質制限中に食べることが本当に出来ないのかについて紹介します。

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フランスパンの糖質量とカロリー

それではまずフランスパン100gの糖質量とカロリーについてチェックしてみましょう。ちなみにフランスパンは1本で240gですので、100gのフランスパンは半分よりもやや少ないくらいの量とイメージしてください。

フランスパン（100g）：糖質54.8g / 279kcal

スタンダードな糖質制限をするときに、1食で摂取していい糖質の目安が40g以下ですので、フランスパン100gで軽くオーバーしてしまいます。100gあたり54.8gというのは食パンやクロワッサン、ロールパンなどと比べても高い値です。

フランスパンを使ったサンドイッチなどが売られていますが、これはフランスパン1/3本くらいの長さですので、パンの部分だけでおよそ46gの糖質です。フランスパンがいかに高糖質なのかが分かるかと思います。

カロリーはそれほど極端に高いものではありませんので、カロリー制限ダイエットなら、それほど気にするほどの値ではありませんが、糖質制限ダイエットで考えたときにはフランスパンは絶対に避けておきたい食品のひとつです。

パンはなぜ糖質が高いのか

フランスパンの原材料は、小麦粉、塩、水、イーストのみで砂糖を使わないことがその特徴ですが、卵や乳製品、油などを使わないため小麦粉の成分がとても高くなります。塩やイーストは小麦粉や微々たるものですので、フランスパンは小麦粉と水で出来ているようなものです。

小麦粉100に対して水は65使い、その水はパンを焼き上げることで20％が飛んで食パンに含まれる水分は52gです。小麦粉100gの糖質量が73.4gですので、152gの食パンに含まれる糖質量は73.4gとなり、100g計算で48.3gという計算結果ですので上記で紹介したフランスパンの糖質量にかなり近い値になるのがわかります。

フランスパンは小麦粉を食べ、水を飲んでいることと栄養成分上は変わりませんので、どうしても糖質が高くなってしまいます。ところが、小麦粉の糖質が高いのであれば、小麦粉を何かに代用すればフランスパンの代用品を作ることができます。

糖質が少ないフランスパンはあるの？

糖質制限という考え方が定着してきたことで、様々な高糖質食品が糖質少なめに作るための工夫がされています。糖質がほとんど使われていない低糖質麺はその代表的な食材のひとつですが、パンも最近は糖質少なめのものが入手できるようになってきました。

それがふすまパンと呼ばれるものです。インターネットで「ふすまパン フランスパン」で検索してみましょう。ふすま粉を利用して作るパンのレシピや、ネットショップの情報がいくつも出てきます。

ふすま粉100gに含まれる糖質は19gですので、小麦粉の26％程度の糖質しか含んでいません。ふすま粉は小麦の外皮で、膨らまない粉ですので実際に自分で作ろうとするとなかなかうまくいきませんので、ネットショップでの購入をおすすめですが、いずれにしてもふすま粉を使えば、糖質制限中でもフランスパンを食べることができます。

また、サンドイッチに使うのではなく、フレンチトーストやブルスケッタのような料理に使う場合は、油麩がその代用品になります。お麩は小麦粉から作られているため、100gあたりの糖質量はフランスパンとそれほど変わりません。

ところがお麩はとても軽いため、1食分で10gも使えば十分です。これですと糖質量は5g前後ですので、食事に使う糖質量としては十分に少ないものになります。食感もフランスパンにとても近いため、食べすぎなければ代用品としてとても適しています。

サンドイッチに使うときはふすま粉で作られたパンを選び、料理に使うときはお麩を代用するなどの使い分けをして、糖質制限中にフランスパンを食べたくなる欲求を満たしましょう。

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