たこの糖質はどのくらい？低い高い？カロリーは？

糖質制限に適している食材として、すでに定着しているのがお肉や魚介類ですが、魚介類の中には牡蠣やホタテのように、思った以上に糖質を含んでいる食材もあります。魚は糖質が少ないと分かっていても、他の種類になると糖質を把握できていない人が多いかと思います。

ここではそんな魚介類の中でも、日本人がよく口にするたこについて、その糖質やカロリーについて紹介します。

たこの糖質は低め！糖質制限に最適な食材

日本人にはとても馴染み深い食材のたこですが、実は日本以外の国ではそれほどたこを食べることはありません。そんな日本の食文化に根付いているたこですが、その糖質はかなり低めです。

• たこ（100g）：0.1g

たこ100gには、糖質がなんと0.1gしか含まれていません。1kgのたこを食べても1gにしかなりません。糖質だけを考えたときには、お肉や魚と同じくらいの低糖質食材として、積極的に口にしたいところです。

タンパク質も多く含まれていますし、海の生き物ということもあって、ビタミンもミネラルも豊富です。特にビタミンB12と銅の含有量が多く、いずれも100gのたこからだけで、1食分に必要な量を摂取することができます。

この他にもたこは様々な栄養素を含んでいます。たこだけで必要な栄養をすべて補うことはできませんが、たこそのものは糖質がほとんどありませんので、他の食材と組み合わせて、足りない栄養素を補うのに最適な食材です。

糖質制限向きの食材ですが、たこばかり食べるのではなく、たこ以外の食材もしっかりと食べて、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。

たこのカロリーも低め！カロリー不足に要注意

たこを食べるときにバランス良く他の食材も食べるべきなのは、実はたこのカロリーも影響しています。たこはとても低カロリーでダイエット向きの食材なのですが、低カロリーだからこその問題があります。まずはたこのカロリーをチェックしてみましょう。

• たこ（100g）：76kcal

たこは100gで76kcalしかありません。これは驚くほど少ないカロリーです。成人男性が1食で摂取するカロリーの目安は600〜700kcalですので、100gのたこを食べたところで、その値にはまったく届きません。

カロリーが少ないからダイエット向きというのは、カロリー制限ダイエットをしている人たちの考え方です。カロリー制限ではとにかく摂取カロリーを減らし、消費カロリーとのバランスによって減量しようという考え方ですが、大幅なカロリー不足は体調不良を誘発する可能性があります。

特に糖質制限をしていると、知らず知らずのうちに糖質不足になる傾向があります。その結果、仕事中に立ちくらみを起こすようなこともあります。そうならないためにも糖質制限中は、たこ以外の食材も口にして、バランスよく栄養素もカロリーも摂取したいところです。

たこは低糖質でも調理方法には要注意

たこは低糖質な食材ですので、刺し身のようにそのまま口にするのであれば、その低糖質を活かすことができるのですが、調理方法によっては糖質が大幅に上がることもあります。たこの唐揚げは居酒屋の定番料理ですが、衣に小麦粉を使うため糖質が高くなります。

意外かもしれませんが、たこの酢の物やマリネなども、思ったよりも糖質が含まれます。マリネも酢の物も、調味料として砂糖を使います。外食のときは、この2つはできるだけ避けるようにしましょう。自宅で作るときには砂糖の代わりに甘味料を使いましょう。

煮物も同様に砂糖を使うものはどうしても糖質が高くなります。せっかくの低糖質が無駄になってしまいますので、煮物にたこを使う場合も、砂糖ではなく甘味料を活用して、糖質が上がらないように注意してください。

いくら食材が低糖質でも、調理の仕方によって糖質が思った以上に増えてしまうことがあります。それでも糖質制限が定着したことで、幾つもの代用品が用意されています。料理が得意という人は、それらを上手に活用して、たこを使った糖質制限料理に挑戦してみましょう。

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