2017/02/07更新
アメリカンチェリーは糖質制限中に食べてもOK?GI値やカロリーを徹底解剖
よく、さくらんぼとアメリカンチェリーが同じだと思っている方がいますが、これらは含有する栄養素などが別物。当然ながら糖質量も違ってきます。今回はアメリカンチェリーの糖質量や、糖質制限中に食べても大丈夫なのかを紹介しましょう。
アメリカンチェリーの食べる量 | 糖質量 |
---|---|
1個 | 1.5g |
5個 | 7.5g |
10個 | 15g |
アメリカンチェリーの栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 80cal |
タンパク質 | 1g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 17g |
食物繊維 | 2g |
糖質 | 15g |
ナトリウム | 0mg |
カリウム | 310mg |
ビタミンC | 10mg |
カルシウム | 20mg |
鉄 | 0mg |
ビタミンB6 | 0mg |
マグネシウム | 10mg |
目次
アメリカンチェリーは糖質制限中に食べてもOK?
アメリカンチェリーとはアメリカから輸入したさくらんぼのこと。国産のさくらんぼと比較すると糖質やカロリー、GI値が少しずつ高くなっているのが特徴です。
具体的な糖質量は100gあたり15.0g。糖質制限に詳しい方なら分かると思いますが、15.0gはなかなかに多いです。そのため、食べ過ぎてしまえばすぐに糖質過多となってしまうでしょう。
ただ、他の果物と同じようにGI値については低めです。ですので、食べ過ぎなければ摂取しても問題ありません。アメリカンチェリーは1粒1粒のグラム数が少ないので量を調整しやすいです。自分の糖質摂取目安をしっかり決め、それをオーバーしないよう上手に摂り入れてみてください。
アメリカンチェリーの糖質はどれくらい?
既に触れたようにアメリカンチェリーの糖質は100gあたり15.0gです。通常サイズのアメリカンチェリーの可食部が10g前後ですので、1個当たりの糖質は約1.5g。5粒で7.5g、10粒で15.0g。
食べながら簡単に糖質摂取量が計算できますね。摂取しても大丈夫な量をあらかじめお皿に移し、それ以外は冷蔵庫に閉まっておきましょう。ちなみに、さくらんぼの糖質は100gあたり14.0gと1.0gだけ少ないです。
些細な差なうえ含有する栄養価が違うので微妙なところですが、特にこだわりがなければ国産のさくらんぼを摂取したほうがいいのかもしれません。
関連:果物以外の食品の糖質をチェック「食材糖質リスト」を見る
アメリカンチェリーは果物の中で糖質が多い?少ない?
さっそく答えを言ってしまうと、アメリカンチェリーは果物の中で糖質が多い方です。果物は全体的に糖質が高くはありますが、その中でも15.0gはなかなかのもの。
21.4gを含有するバナナなど一部の食品を比較すればマシなものの、りんご、メロン、すいか、オレンジ、キウイなど多くのメジャー果物を上回ります。ここから分かるようにさくらんぼの14.0gも少ないとは言えません。糖質の少ない、いちごなどよりも注意して摂取する必要があるでしょう。
関連:アメリカンチェリー以外の果物の中から「低糖質フルーツ」を見つける
アメリカンチェリーのGI値は高い?低い?
糖質の高いアメリカンチェリーを糖質制限中に摂取できる理由の多くはGI値にあります。GI値とは血糖値の上昇スピードを数字にして見やすくしたもの。
簡単にGI値が高いとダイエットに向かない、低いとダイエット中でも安心と記憶しておくと分かりやすいでしょう。55以下の食品がダイエットにおすすめと言われる中、アメリカンチェリーのGI値は39。
さくらんぼの37より少し高いものの、十分に低い数値ですよ。少量であれば極端に血糖値が高くなることもなく、血糖値からくる肥満を防ぐことができるでしょう。ちなみに、加工品などの場合はGI値が変わることもあるので注意してください。
アメリカンチェリーのカロリーは?
アメリカンチェリーのカロリーは100gあたり66kcal。さくらんぼの60kcalと比べると少しだけ高いですね。糖質同様に果物の中で多い方なので摂取の際はカロリーにも気を付けなくてはなりません。
ただ、カロリー過多になるような食べ方をすれば自然と糖質も摂り過ぎになるでしょう。そういった意味では糖質制限を守っていれば問題ないと思います。アメリカンチェリーとカロリーの近い果物はマンゴーなど。野菜にはれんこんが存在します。
アメリカンチェリーの栄養素や主要成分
アメリカンチェリーはさくらんぼよりもカロテンやビタミンCの量が少ないものの、カリウムや葉酸の量では勝っています。特にカリウムの量は100gあたり260mgと豊富。
カリウムには長時間運動による筋肉の痙攣を防ぐ他、体内のナトリウムを排出することで高血圧やむくみを予防する効果が認められています。塩分を摂り過ぎた際はカリウムの豊富な果物を口にするといいでしょう。
また、アメリカンチェリーにはアントシアニンやフラボノイドといったポリフェノールも含まれています。アントシアニンは視覚機能を正常に保つうえで重要な栄養素。
ものを見るために必要なロドプシンの再合成を促して、目のショボつきやボヤケなどを改善します。現代人はデスクワークの影響でロドプシンの再合成が遅れることが多いです。
目の酷使を実感している方はアメリカンチェリーを摂取してみましょう。他にも眠りの質を向上させるメラトニンを含有しているので、不眠症がちな人にもおすすめです。
まとめ
アメリカンチェリーと糖質制限について、いかがでしたか。アメリカンチェリーは他の果物のように切り分けずとも摂取量を調整できる、糖質制限中に摂取しやすい果物です。自分なりに量を調整して上手に摂り入れていきましょう。
私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか?
インスタ60,000フォロワー突破!役立つ情報満載!