セロリは糖質制限中に食べてもOK？成分やカロリーを徹底解剖

オランダミツバや清正人参、セルリーなどと呼ばれることもあるセロリはセリ科の植物。漬物やスープ、シチューに佃煮、さらに肉料理などにも利用されますね。そんなセロリは低糖質で低カロリー。まさに糖質制限に適した食材となっています。

参考：糖質制限ダイエット食品が分かる「食材糖質チェック一覧表」

セロリは糖質制限向き！

低糖質で低カロリーなことからダイエットに最適と言われるセロリの具体的な糖質量を見てみましょう。100gあたりの糖質を計算するには100gあたりの炭水化物量から食物繊維量を除けば答えが出ます。

セロリ100gの炭水化物量は3.2g、食物繊維量は水溶性と不溶性を合わせて1.5gとなっています。これをもとに計算をしてみると、導き出される答えは糖質1.7gです。

これは他の野菜と比較してもかなり少ない部類なことから、糖質制限ダイエット中でもモリモリ食べることができます。合わせてカロリーが低いのもポイントです。

セロリの糖質はどれくらい？

セロリのカロリーは先ほど説明した通り、100gで1.7gです。セロリは1茎で150gほどですが、可食部は3分の2、93g程度ですので、買ってきたセロリをまるまる食べて1.7gの糖質を摂取するくらいの感覚でいいでしょう。

3茎も4茎もいっぺんに料理に使うことはそうないでしょうから、食べ過ぎについては特に問題視しなくて大丈夫そうです。ちなみに、スライスしたセロリの重さが約5gであり、糖質で考えると0.08gほど。食べながら糖質を気にする必要は全くありません。

セロリは野菜の中で糖質が多い？少ない？

では、100gあたりの糖質が1.7gを他の野菜と比較してみましょう。糖質が低いことで有名な緑豆もやしやブロッコリーは糖質が0.8gですので、これらと比較すると多いように感じますが、白菜の1.9gやカリフラワーの2.3g、かぶの3.1g、キャベツの3.4g、ニンジンの6.4g、たまねぎの7.2gなどなど。

ほとんどの野菜はセロリよりも多くの糖質を保有しています。そのため、野菜全体で考えればセロリの糖質はかなり少なめ。先ほどのもやしのように、さらに糖質が少ない野菜はもちろん存在しますが、意識するほどの差ではないでしょう。ちなみに、セロリと同じ糖質の野菜はレタスと高菜です。

セロリのカロリーは？

セロリのカロリーは100gあたり15kcal。まさしく低カロリーの名にふさわしい数値です。糖質と同じように極めようと思えば、じゅんさいの5kcal、ふきの8kcal、レタスの12kcalなどがありますが、こちらもそこまで意識しなくて大丈夫な差でしょう。僅差と言って差し支えないと思います。

セロリの主要成分

セロリの主要成分は94.7gの水分なわけですが、ほとんどが水分なのは他の野菜も同じこと。健康効果が期待できる栄養素としてはカリウムに注目したいところです。

なんとセロリのカリウム含有量は100gに対して410mgと非常に豊富。カリウムと言えば体内の塩分濃度を調整してくれる役割のミネラルであり、摂取によるむくみや高血圧の改善が期待されます。

普段から外食やコンビニ飯が多い方は塩分過多になりがちなので、出来るだけセロリでカリウムを摂取しましょう。ミネラルと言えばカルシウムやリンなども含んでいます。

カルシウムも外食の多い現代人に不足しがちな栄養素のひとつですね。これが不足してしまうと骨が弱くなるだけでなく、ストレスも溜まりやすくなりますので牛乳などと合わせて摂取してください。

後は豊富なビタミン類が魅力的。ビタミンKやビタミンC、妊婦さんに欠かせない葉酸が多いのもいいですね。ビタミン類は健康や美容をサポートしてくれる大切な栄養素です。

セロリの簡単糖質制限レシピ

セロリは生のまま食べることも可能ではありますが、毎日そのままは飽きてしまうものです。そこで、今回紹介する簡単糖質制限レシピなども活用しながらバリエーション豊かに摂取してみてください。

セロリのスープ

セロリはスープにすることで美味しく摂取できますよ。用意するのはセロリ1本に半キャベツ、それにたまねぎやピーマンなどをお好みの量用意しましょう。まずはセロリをはじめとした野菜類を食べやすいサイズに切ったら、それらを鍋に投入。

そこに1リットル程度の水や鶏ガラスープの素を入れて柔らかくなるまで煮込んでいきます。野菜のシャキシャキ感を残したい方は煮込みすぎに注意。好みの柔らかさになったら最後に塩コショウで味を調えて完成です。

ちなみに、このスープは夕食のお供にするのがおすすめ。実はセロリにはソラレンと呼ばれる紫外線を吸収しやすくなる成分が含まれており、摂取するなら夜が良いと言われているのです。

まとめ

以上のことから、ぜひセロリを糖質制限ダイエットのお供に加えてほしいところです。糖質だけを考えれば白菜よりもセロリ、キャベツよりもセロリ。独特な苦みなどが苦手な方は料理にいろいろとアレンジを加えて克服するといいでしょう。

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？