2017/04/01更新
胚芽パンの糖質はどのくらい?低い高い?カロリーは?
小麦粉の製粉時に取り除かれてしまうのが胚芽やふすま。そして、胚芽を小麦粉に混ぜてパンを作るのが胚芽パン。普通の小麦粉には含まれない栄養が摂取できることから多くの健康効果が期待できるようですよ。今回はそんな胚芽パンの糖質やカロリーを見ていきましょう。
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胚芽パンの糖質は決して低くない
何となくヘルシーなイメージのある胚芽パンですが、実は決して低糖質ではありません。胚芽や表皮などを含んだ全粒粉は小麦粉よりも若干ならが糖質量が低いくらいで、そこから完成するパンも同様です。
たとえば、一般的な小麦粉で作ったバターロールが1個あたり約14gの糖質なら、胚芽入りの小麦粉で作ったバターロールは12~13g程度でしょうか。もう少し違いがある可能性も否定はできませんが、あまり過度な期待はしない方がいいと思います。
一応は食物繊維が豊富な分、普通のパンよりも強いダイエット効果が期待できるかもしれません。とはいえ、糖質量とは関係のない話ですね。
胚芽パンは低糖質低カロリーでダイエット向けという情報は間違ってはいないものの、あくまでも普通のパンと比較してわずかに低いくらいのもの。健康効果が高いのは事実のようなので、それを狙って胚芽パンに置き換えるのはありでしょう。
胚芽パンはGI値が低め
胚芽パンがダイエットによいと言われるのは糖質やカロリーの量よりもGI値からくるものでしょう。GI値というのは食品を摂取した後の血糖値の上昇速度を数値化したもの。
GI値が高いものほど血糖値が上昇しやすく、血糖値の上昇からくるインシュリンによる肥満進行が予想されます。逆にGI値の低い食品は血糖値の上昇が遅く、インシュリンの分泌が抑えられることから肥満になりにくいと言われています。フルーツ類はGI値が白米や麺などより低いことで有名ですね。
実は胚芽パンもGI値が低めの食品のひとつで、普通の小麦粉で作ったパンと比較すると血糖値の上昇速度が遅いようです。そのため、糖質量はそこまで変わらないもののダイエットによいと言われることが多いのでしょう。
ただ、GI値が低ければ多めに食べても大丈夫かと言われると微妙なところ。一部のフルーツのように極端に低いわけではありませんし、普通のパンよりも多少は多めに食べても平気かな、くらいの心持にしておいてください。胚芽パンを過信しないようにしましょう。
カロリーも決して低くはない
カロリーについても糖質と同じですね。極端に低くなることはないものの、普通のパンと比べると少しだけ低くなります。
参考までに例を紹介すると、一般的な8枚切りの食パンが1枚で156kcal程度なのに対して、胚芽パンは1枚で119kcal程度。もしかすると糖質よりも変化が大きいかもしれません。
とはいえ、商品ごとにカロリー量も糖質量も変わってくると思うので目安程度にしておいてください。パッケージのある商品なら逐一カロリー量と炭水化物量を確認しておくといいですよ。
胚芽パンの糖質を抑えるには
いくつかの胚芽パンのレシピを見ていると、薄力粉や強力粉と言った小麦粉に胚芽を混ぜて作るパターンがほとんどです。そのため、小麦粉を大豆粉など低糖質な材料に切り替えることで胚芽パンの糖質量を減らすことが出来ると考えられます。
砂糖を使う場合は甘味料に切り替えるとなおよし。これだけでかなりの糖質カットが実現できるでしょう。しかもGI値が低いのだから文句なしですね。しっかりとした糖質制限向けのパンが出来上がると思います。
既に触れたように胚芽パンは食物繊維も多くダイエットに最適。みなさんも普段のパンを胚芽パンに置き換えてみてはどうでしょうか。
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