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2017/01/11更新

片栗粉の糖質は高め!使用する料理のトータル糖質量に注意

片栗粉

意外と知られていませんが、片栗粉は小麦粉よりも糖質が高い食材のひとつです。知らずに使ってしまうと思わぬ糖質の高さにびっくりしてしまうことがあります。とはいえ上手に活用すれば片栗粉もその糖質の高さを気にする必要がなくなります。

ここでは片栗粉の糖質量と、糖質制限中に片栗粉を料理に使うときのポイントを紹介します。

関連:粉類の糖質は?小麦粉・大豆粉・ふすま粉・そば粉・パン粉など

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片栗粉の糖質はどれくらいのある?

それではまず片栗粉100gの糖質をチェックしていきましょう。

片栗粉:81.6g

片栗粉はそのほとんどが糖質です。小麦粉100gの糖質が73.4gですので、片栗粉の糖質がいかに高いかが分かるかと思います。とはいえ片栗粉は小麦粉のように、料理の主原料となることはあまりありません。

糖質制限中に片栗粉の使用を考えたとき、「片栗粉は絶対にNG」と言えないのは、使用量が10gであれば糖質量も8gとなって、思ったよりもトータル糖質量が高くない食材になるためです。

では片栗粉を料理に自由に使っていいかというと、そうではありません。調理方法や一緒に調理する具材によっては、料理全体の糖質が高くなることもよくあります。片栗粉を使うときは、片栗粉だけの糖質を考えるのではなく、料理全体で糖質がどれくらいになるのかを考えるようにしましょう。

参考:片栗粉以外の食品の糖質を「食材糖質リスト」でチェック

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片栗粉の糖質が高い理由

片栗粉の糖質が高くなる理由を知るためには、その製造方法を知っておく必要があります。片栗粉はジャガイモのデンプンを精製したもので、本来はユリ科のカタクリから作られていたのですが、作りやすさから明治時代以降はカタクリではなく、ジャガイモが主流となっています。

じゃがいもの糖質は100g中16.3gですので、極端に糖質が高いわけではありませんが、その糖質を作り出しているのがじゃがいものデンプンで、そのデンプンだけを抜き出したのが片栗粉ですので、片栗粉の糖質は高いというわけです。

あまり一般的ではありませんが、じゃがいもが多く取れる北海道などでは、小麦粉の代わりに片栗粉を使ったでんぷんうどんというような郷土料理もあります。もちろんうどんよりも糖質が高くなりますので、糖質制限をしているときのでんぷんうどんはNG食材のひとつです。

片栗粉を使った調理は糖質のトータル量で考える

それではどのような調理方法なら、片栗粉の糖質の影響を受けるようになるのでしょう。

最も注意すべき片栗粉の調理方法は「あんかけ」です。中華料理によく使われているとろみのあるあんは、片栗粉を水に溶いて作ります。1人前のあんを作るのに大さじ1の片栗粉を使い、大さじ1の片栗粉は9gですので、糖質は7.3gという計算になります。

これを多いと考えるか少ないと考えるかは、どのような料理のあんに使うのかで変わってきます。あんかけチャーハンは糖質×糖質になりますので間違いなくNGですが、例えばあんかけ豆腐であれば、食べすぎなければそれほど問題はありません。

唐揚げの衣などに片栗粉を使う場合も、食べる量さえコントロールすることができれば片栗粉を使っても気にする必要はありません。衣に使う片栗粉は10gも使いませんので、低糖質な肉と合わせれば、栄養価も高く低糖質な料理にすることができます。

ただし、糖質を可能な限り絞りたいという人の場合は、片栗粉を使った料理はできるだけ避ける必要があります。このような場合は大豆粉やおからパウダーで片栗粉の代用をしてください。どちらも多少の糖質は含まれていますが、片栗粉の1/10以下です。

片栗粉とまったく同じ味になるわけではありませんが、代用品としてすぐれていますので慣れてしまえば、大豆粉やおからパウダーでも気にならないはずです。

片栗粉のとろみが欲しい場合は、片栗粉以外のグァーガムのような代用品を使ってみましょう。スーパーなどでは入手しにくいかもしれませんが、インターネットで購入できますので、あんかけのようなとろみが欲しいときに活用してください。

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