2017/02/07更新
ももは糖質制限中に食べてもOK?GI値やカロリーを徹底解剖
バラ科モモ属の果物である桃。柔らかくて甘くて、食べていると幸せになる果物ですよね。しかし、甘いとどうしても気になってしまうのが糖質が多いのではないかということ。今回は糖質制限と桃の関係について調べてみました。
ももの食べる量 | 糖質量 |
---|---|
1/4個 | 4.71g |
1/2個 | 9.43g |
1個 | 18.86g |
ももの栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 40cal |
タンパク質 | 0.6g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 10.2g |
食物繊維 | 1.3g |
糖質 | 8.9g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 180mg |
ビタミンC | 8mg |
カルシウム | 4mg |
鉄 | 0.1mg |
ビタミンB6 | 0.02mg |
マグネシウム | 7mg |
ももは糖質制限中に食べてもOK?
糖質制限中というと甘いものは口にできないイメージがありますよね。実際にももをはじめとした果物の糖質を調べてみると、それなりに高いことが分かり、どうしても摂取に対する不安感が出てきます。
しかし、ここで糖質制限を進める方に知っておいてほしい事実があります。それは、ダイエット中に食べられるかは糖質だけでは決まらないという事実。食品には糖質のほかにGI値という、血糖値の上昇に関わる数値が存在しており、これ次第では糖質制限中でも口にすることが可能なのです。
もちろん、適量であれば、という条件はつきますけどね。ももは多くの果物と同じようにGI値が低め。このことから食べてもOKと言えるでしょう。
ももの糖質はどれくらい?
もも100gあたりの成分表によれば炭水化物が10.2g、食物繊維が1.3gです。これらから計算すると、ももの糖質は100gあたり8.9gとなります。ものによっては非常に甘いイメージのあるももですが、こうしてみると意外と糖質が少なめですね。
ももは1個当たり250g程度、可食部はもう少し少なくて225g前後ですので、糖質で言えば19gくらい。10等分に切れば1切れ1.9gとなります。糖質制限中は細かく糖質の摂取量を調整していきたいので、なるべく細かくカットするのがおすすめ。
そして、小さいからと言って食べ過ぎないのがポイントです。先に何切れ食べるか決めたら強い意志をもって、それ以上は口にしないようにしましょう。
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ももは果物の中で糖質が多い?少ない?
果物の中でも甘いイメージの強いももですが、実は糖質はその中でも少ない方。同じく甘みの強い果物であるバナナは糖質量が100gあたり21.4gですので、まさかの半分以下。
バナナを食べるならももを食べる方が倍の量を口にすることができます。他にも甘みの強い果物と言えば、メロン(9.8g)、パイナップル(12.1g)、ぶどう(15.2g)などでしょうか。
どれも、ももの糖質量を上回っていますね。好みはあると思いますが、甘みを求めての果物摂取であれば、ももは非常におすすめな部類です。
もものGI値は高い?低い?
糖質やカロリーと一緒にチェックしておきたいのが食品のGI値。これは食品を摂取した後に血糖値が上がる速度を分かりやすくしたものです。
もっと簡単に言えばGI値が低いほどダイエット中でも安心、高いほどダイエットに向かない食品となります。
そんなGI値、ももの場合は41です。これはブドウ糖を100とした場合の数字であり、普段からよく口にする精白米は84。要は精白米と比較して血糖値の上昇率が半分以下なのです。
そのため、肥満につながりにくくダイエット中にも適していると言えるでしょう。ちなみに、41はメロンと同じ数値ですね。近いものではアメリカンチェリーやライチなど。果物は基本的にGI値が低くなっているので興味があれば調べてみるといいですよ。
もものカロリーは?
もものカロリーは100gあたり40kcalと少なめ。りんご、ぶどう、キウイ、マンゴーなど多くの果物よりも少なく、バナナと比較すれば糖質同様に半分以下です。
ただ、缶詰のももの場合はカロリー量が違い、100gあたり85kcalと2倍以上。缶詰の場合はGI値なども変わってくるため摂取する際は、そのままのももがおすすめです。缶詰は皮むきなどが無くて楽ではあるんですけどね。ダイエット成功のために、皮ごとまるまる売っているももにしておきましょう。
ももの栄養素や主要成分
ももの主要成分は果糖とされます。ももに含まれる果糖はフルクトースと呼ばれるもので、なんと甘みが砂糖の1.5倍。加えて代謝せずにエネルギーへと変換されることから疲労回復に効果的と言えます。
仕事疲れなどの蓄積を感じた時には少量のももを摂取してみてください。また、ももにはペクチンをはじめとした食物繊維が豊富。食物繊維には整腸作用があることから摂取による腸内環境の改善、便秘解消が望めるでしょう。
ダイエットにおける便秘は大きな壁のひとつ。いくらダイエットを頑張っても便秘が続けば思うように体重が落ちません。まずは便秘解消を目指すことが大切です。
さらに、ミネラル類も含んでおり、中でもカリウムの量が豊富。カリウムは塩分を排泄する役割があることから高血圧に効果的です。同時に筋肉の痙攣なども防ぐので運動の前にもいいでしょう。
まとめ
以上のことから、ももは食べ過ぎなければ糖質制限中にもおすすめの果物です。1日分をしっかり決めておき、必ずそれ以上は食べない強い意志をもって摂り入れてみてください。適量であれば豊富な栄養から多くの健康効果が受けられますよ。
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