2016/12/05更新
さくらんぼは糖質制限中に食べてもOK?GI値や栄養素を徹底解剖
ヘタを舌だけで結べたらキスが上手い、なんて噂も有名なさくらんぼ。パフェの上にちょこんと乗っていたり、お酒に浮いていたり何かとおしゃれなイメージのある果物ですよね。そんなおしゃれ果物は糖質制限中でも食べられるのか。今回はこれがテーマです。
さくらんぼの食べる量 | 糖質量 |
---|---|
1個 | 0.88g |
5個 | 4.41g |
10個 | 8.82g |
さくらんぼの栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 60kcal |
タンパク質 | 1g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 15.2g |
食物繊維 | 1.2g |
糖質 | 14.0g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 210mg |
ビタミンC | 10mg |
カルシウム | 13mg |
鉄 | 0.3mg |
ビタミンB6 | 0.02mg |
マグネシウム | 6mg |
目次
さくらんぼは糖質制限中に食べてもOK?
さくらんぼは糖質やカロリーがそれなりに高く、決してヘルシーとは言えない果物ですが食品の血糖値上昇速度を表すGI値については低めとなっていることから、摂取量に注意すれば食べても大丈夫な果物と言えるでしょう。
ただ、さくらんぼは1個1個が非常に小さく、物足りなさからついつい次へ次へと手を伸ばしがちです。気が付けばパックがまるまるなくなっていた、なんてことも珍しくありません。某お菓子ではありませんが、本当にやめられなくなるので摂取の際は強い意志が必要になるでしょう。
あらかじめ食べても大丈夫な量をしっかりと決めておき、絶対にそれを破らないようにしてください。量については糖質制限をどれくらいするのかによって変わると思います。
さくらんぼの糖質はどれくらい?
さくらんぼ100gの炭水化物は15.2g、食物繊維は1.2gですので「15.2-1.2=14.0」。さくらんぼ100gの糖質は14.0gと分かりました。
さくらんぼ1個の重さが6.3g前後なので、1個あたりの糖質は0.88gほどでしょうか。非常に覚えやすく、食べながら摂取量をカウント出来るので助かりますね。もちろん、大きめのものだったりすれば変わってくるので、気になるようでしたら食べる前に測りに乗せてみましょう。
ちなみに、アメリカンチェリーの場合は15.0gとさくらんぼより1.0gだけ高め。微々たる差ではありますが、アメリカンチェリーを食べる際は気を付けてください。
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さくらんぼは果物の中で糖質が多い?少ない?
果物の中で考えると、さくらんぼの糖質は中間か少し多いくらいでしょう。最も有名と言えるりんごの13.1gと近い数字となっています。ただ、中には糖質7.1gしかない、いちごなども存在しており、これを考えると少し高く感じますね。
ほぼほぼ2倍の値です。とはいえ、高い方には21.4gのバナナや15.6gのマンゴーなども存在しますので、やはり中間か少し多いくらいというのが適切だと思います。さくらんぼと同じくらいの糖質の果物には13.4gのきんかん、14.3gの柿が存在します。
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さくらんぼのGI値は高い?低い?
糖質が高くても食べて大丈夫と言われる所以はさくらんぼのGI値にあります。GI値とは血糖値の上がる速度を数字にしたもの。これが高いとダイエットに向かない食品となってしまうのですが、さくらんぼの場合は37と低め。これはGI値が低いと言われるりんごと近い数字です。
さらにGI値の低い果物もいくつか存在しますが、40以下なら十分に優秀と言えるでしょう。適量であれば摂取によって過度に脂肪を溜めこむこともないはずです。
ちなみに、アメリカンチェリーはGI値39と少しだけ高め。さくらんぼより糖質が1.0g多いことも含めて、全体的に少しずつスペックで劣っていますね。とは言え、含有している栄養素が違ったりするので、一概にさくらんぼが優秀とも言い切れません。
さくらんぼのカロリーは?
さくらんぼのカロリーは100gあたり60kcal。アメリカンチェリーの場合は66kcalです。ここでも少しだけ差が出ましたね。やはり、さくらんぼの方が少しだけ優秀です。60kcalは糖質14.3gの柿と同じ数字。
果物以外であれば日本カボチャや牡蠣などが同じカロリー数となっています。野菜などと比較してしまうと高く感じるものの、食品全体で見ればそう高くありません。むしろ少ないと言える値ですので、カロリーはそこまで気にせずとも大丈夫でしょう。
さくらんぼの栄養素や主要成分
さくらんぼは数ある果物の中でもトップクラスの鉄分含有量を誇ります。鉄分は貧血予防に欠かすことのできないミネラルのひとつ。鉄分不足になると貧血を起こしやすくなり、日常生活に支障が出ることもありますので、貧血癖のある方はさくらんぼで鉄分を補ってみましょう。
また、さくらんぼに含まれるブドウ糖は脳を働かせるのに必要なものです。ブドウ糖が欠如すると集中力や学習能力が落ちる恐れがあるので勉強にうちこむ際などはおやつにさくらんぼを用意してみるといいでしょう。
少量でも効果が表れますよ。他にもひとつひとつの含有量は多くないものの、ビタミンBやビタミンC、カルシウムやカリウム、リンなどのミネラル、βカロテンなどをバランスよく含んでいます。これに加えてポリフェノールが含まれる点も優秀です。
まとめ
様々な栄養を含むこと、さらにGI値が低いことから糖質制限中でも口にすることのできるさくらんぼですが、何度も言うように食べ過ぎには気を付けてください。はじめに数を決めておかないとあっという間に食べ過ぎてしまいますよ。
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