からし菜は糖質制限中に食べてもOK？成分やカロリーを徹底解剖

見た目だけで言えばほうれん草と間違えてしまいそうな、からし菜はアブラナ科アブラナ属に分類される野菜。主に漬物やおひたし、油炒めに利用されることで有名ですね。今回はそんなからし菜と糖質制限についてです。

参考：糖質制限ダイエット食品が分かる「食材糖質チェック一覧表」

からし菜は糖質制限向き！

その名の通り、種部分から和からしが作られるからし菜は実に糖質制限向きの野菜と言えるでしょう。

糖質制限中に食べる食材に求められるのは、まず第一に美味しいこと。いくら糖質制限向きでもまずければストレスで続きません。次に糖質が低いこと。これも当然なわけで、糖質が高ければほんの少ししか食べられないでしょう。最後に栄養が豊富なこと。

糖質制限中は食べられない食品も多く、栄養が不足しがちですからね。なるべくなら多くの栄養を持っている方がありがたいでしょう。これらの条件に当てはまるのがからし菜。少しマイナー感のある野菜ですがポテンシャルは高いですよ。

からし菜の糖質はどれくらい？

では、実際にからし菜の糖質を導き出してみましょう。ご存知の方も多いかもしれませんが復習もかねて。食品の糖質量をもとめる際は栄養表から炭水化物と食物繊維の量に注目し、これらを引き算で計算します。要は炭水化物量－食物繊維量の式になるわけです。

からし菜の炭水化物は100gに対して4.7g、食物繊維は3｡7gですので非常に計算がしやすいですね。答えは1.0g。からし菜は一束で300g近くあるそうなので、全て食べると3.0g。これでも大したことありません。

からし菜は野菜の中で糖質が多い？少ない？

糖質1.0gで野菜の中で多いほうだったら、一体他の野菜はどれだけ糖質が低いんだって話になりますね。さすがに1.0gだけあって、からし菜はほとんどの野菜より糖質が少ないです。

オクラ1.6g、レタス1.7g、きゅうり1.9g、ピーマン2.8g、キャベツ3.4g、ニンジン6.4gなど、数々のメジャー野菜に勝利。糖質が2g超えの野菜と比較すれば2倍以上の量を食べられる計算ですよ。

これに対してからし菜よりも糖質の少ない野菜はアボカド0.9gやブロッコリー0.8gなどでしょうか。最高でも1gの差しかないわけですから、そこまで気にせず好きな方を食べて大丈夫だと思います。

からし菜のカロリーは？

からし菜のカロリーは100gに対して26kcalと言われています。これはカリフラワーやさらいんげん等と同じ数値であり、十分に少ない部類です。糖質カロリー共に低いので、ダイエット中でもあまり気にせず口にしてください。ちなみに、野菜以外だとレモン果汁と同じ数字です。

からし菜の主要成分

からし菜は私たちが健康に毎日を送るうえで大切な栄養素をたくさん含んでいます。特にカリウムの量が非常に多く、なんと100gに対して620mgも含有しているのです。カリウムと言えば体内の塩分を排出する役割のミネラル。

外食やインスタント食品で塩分を摂りすぎてしまうと、それが原因で高血圧やむくみを引き起こすと言われており、放置し続ければ心筋梗塞などで死に至る可能性も否めません。しかし、十分なカリウムを摂っておけば体内の塩分を排出。塩分濃度を適切な状態に保ってくれます。もちろん減塩を考えることも重要です。

また、同じくミネラルで言えばカルシウムも豊富。100gに140mgのカルシウムとなっており、摂取によって骨を強化してくれます。高齢者の方、中でも特に女性は骨がスカスカの状態になりやすく、年齢と共に骨粗鬆症のリスクが増加します。

骨粗鬆症を放置しておくと何気ない怪我で骨折しやすく、最悪の場合は寝たきりになってしまうことも。栄養不足は楽しい毎日を一瞬で地獄に突き落とす可能性を秘めた恐ろしいものですので、からし菜を含め様々な野菜で栄養を十分に補給しましょう。

からし菜の簡単糖質制限レシピ

今回は特に簡単の部分を強調した糖質制限レシピを考えてみました。からし菜を購入したはいいものの、どうやって食べようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

シンプル！からし菜のお浸し

最もシンプルな料理のひとつであるお浸し。からし菜はお浸しにもぴったりの野菜ですよ。まずは適量のからし菜を用意したら、少し茹でましょう。ここで茹ですぎてしまうと食感が失われてしまいますのでサッと。

ただ柔らかい方が好みな方は少し茹で時間を長くしてみてください。茹で上がったら水気をきり、食べやすいサイズに切り分けていきます。それをお皿に盛り付け、醤油など好みの調味料をかけたら完成。

ごま油を少しだけたらすのも美味しいですよ。調理開始から完成までものの5分程度ですので、もう少し食卓を豪華にしたいな、なんて時に利用してください。

まとめ

からし菜と糖質制限の関係について、いかがでしたでしょうか。あまりメジャーな野菜とは言えないものの、糖質、カロリー、栄養、味。どの面からみても優れた野菜なのは確かです。今まで知らなかった方は今日からでも料理に利用してみましょう。

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？