2016/11/11更新
きゅうりは糖質制限中に食べてもOK?成分やカロリーを徹底解剖
夏野菜の定番の一つであるきゅうり。漬物や生スティック、炒め物や肉詰めなんかも出来てしまう意外と万能な食材です。そんなきゅうりの糖質量を調べてみると、予想以上に糖質制限向きなことが分かりましたので、今回は詳しくお伝えしましょう。
きゅうりの栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 14kcal |
タンパク質 | 1g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 3g |
食物繊維 | 11g |
糖質 | 1.9g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 200mg |
ビタミンC | 14mg |
カルシウム | 26mg |
鉄 | 0.3mg |
ビタミンB6 | 0.1mg |
マグネシウム | 15mg |
参考:糖質制限ダイエット食品が分かる「食材糖質チェック一覧表」
きゅうりは糖質制限向き!
しゃきしゃきした触感が楽しいきゅうりは噛んでいくうちに満腹感を得られるうえ、糖質とカロリーが低いことから糖質制限ダイエットに最適な野菜。最近は家庭菜園で育てる方も多くいますね。夏場は大量にとれて、消費しても消費しても追いつかないほどです。
しかし、これを上手く利用すれば毎日の食卓が非常にヘルシーになるということ。夏場は立っているだけで水分が失われていく季節ですから、水分補給にも摂取すべきでしょう。
きゅうりの糖質はどれくらい?
きゅうりの炭水化物量は100gあたり3.0g、食物繊維量は1.1gです。食品の糖質量を割り出すには炭水化物から食物繊維の値を除けばいいわけですから、きゅうりの糖質量は100gあたり1.9gとなります。
よくある中くらいのサイズのきゅうりがちょうど100g前後ですので、もろきゅう1本食べたら糖質を1.9g摂取する計算。少し小さめのきゅうりなら80g前後ですので、もう少しだけ糖質量が抑えられると思います。
夏場などにスクスク育ったきゅうりだと150gを超えることもありますが、それでも2.8g程度。日本人の30代女性の糖質摂取目安が250g前後なことを考えれば特に問題ないでしょう。
きゅうりは野菜の中で糖質が多い?少ない?
きゅうりの糖質は絶対評価で見れば確実に少ないわけですが、他の野菜と比べるとどうなのでしょうか。
少し比較対象を出してみると、緑豆もやし(0.8g)たけのこ(1.5g)レタス(1.7g)水菜(1.8g)よりは多く、カリフラワー(2.3g)ピーマン(2.8g)キャベツ(3.4g)トマト(3.7g)ニンジン(6.4g)よりは少ない感じです。
こうしてみるときゅうりの1.9gはなかなかに優秀ではないでしょうか。野菜の中で最も少ない部類とはいかないものの、十分に少ないと思います。
きゅうりのカロリーは?
きゅうりのカロリーは100gで14kcalです。身長や性別で異なりますが日本人の1日の平均摂取カロリーは2000kcal前後と言われているので、14kcalは微々たるもの。肉類などを入れた全食品で比べて少ないのはもちろんのこと、野菜の中だけでも低いと言い切れます。
ちなみに、きゅうりよりもカロリーの少ない野菜にはレタスやチンゲン菜などが、同カロリーの野菜にはうどやズッキーニ、白菜などが存在します。この周辺の野菜でしたら大差なく、摂取によって肥満を生じることも少ないでしょう。
きゅうりの主要成分
ギネスブックによれば、きゅうりは世界一栄養のない果実とされています。これは有名な話で、きゅうりはほぼ水分と思っている方も多いでしょう。確かにきゅうりは他の野菜と比較して栄養素が少ないものの、全く含んでないわけではありません。
主要成分としてはミネラルのひとつであるカリウムでしょうか。カリウムには体の中の塩分を排出する役割があるため、高血圧に効果的。同時に利尿作用を発揮することからむくみをとるにも最適とされます。
また、βカロテンを含むことから粘膜の保護による免疫力アップ、肌の機能の正常化なども期待されます。そこまで多くはないもののビタミンCを含むのも魅力的。
さらに、きゅうりを食べると身体が冷えることから、薬膳料理に用いられることもあり、暑い季節には最大限効果を発揮します。きゅうりの主要成分はこのようなもの。後はビタミン類などを微量ずつ含んでいます。
きゅうりの簡単糖質制限レシピ
糖質やカロリーの少なさが魅力的なきゅうりの簡単糖質制限レシピをここで紹介。美味しい、簡単、ヘルシーな一品となっているので、レパートリーが尽きた際などは利用してみてください。
きゅうりとレタスと塩昆布
用意する材料はきゅうりとレタスと塩昆布。肉類がほしいときはハムなどを追加します。まず、レタスは食べやすいサイズにちぎっておき、きゅうりは薄切りした後に塩を少しふって5分ほど置きます。
5分たったら軽く絞り、レタスと混ぜ、そこに調味料を投入。調味料は好みで調整できますが、おすすめはお酢や醤油、砂糖など。あまり味が濃くならないようにしてくださいね。最後に塩昆布をまぶして混ぜ合わせれば完成。
加熱していないのでシャキシャキ感が損なわれることなく、野菜のフレッシュさを存分に味わうことができます。また、レタスには豊富な栄養が含まれており、きゅうりの栄養不足を補ってくれるでしょう。
まとめ
世界一栄養のない果実という点は非常に残念なものの、糖質とカロリーが少ないのは確かなこと。糖質制限を行おうと考える方は、他の野菜と共にきゅうりも取り入れてあげてくださいね。面倒ならもろきゅうでも大丈夫ですよ。
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