さつまいもは糖質高め！大学芋や焼芋やスイートポテトに注意

芋類の中でも甘みがあって明らかに糖質が高そうなさつまいもですが、実際のところさつまいもの糖質はどれくらい高いのでしょうか。焼き芋1本くらいなら食べてもOK？それともさつまいもそのものがNG食材？さつまいもの糖質は意外と知られていません。

ここではさつまいもの糖質と、糖質制限中にさつまいもを食べるときの注意点を紹介します。

関連：芋の糖質はかなり高め？里芋・長芋・大和芋・自然薯・八頭など

さつまいもの糖質はどれくらい？

さつまいもの糖質が高いと知っている人でも、どれくらいの糖質が含まれているかまでは知らないという人も少なくありません。そんな人のためにここではまず、さつまいもの糖質について紹介します。

さつまいも（100g）：29.2g

100g中29.2gが糖質ですから、3割近くが糖質ということになります。これは食材の中でも、そこそこ高めの糖質です。白米ほどではないにしても、白米よりも少し糖質が少ないくらいで、食べすぎたときはご飯よりも高い糖質になります。

例えば焼芋は1本300gくらいになりますので、焼芋1本食べたときの糖質量は87.6gです。スタンダードな糖質制限をしている人の1食の最大糖質量は40gですので、2食分の糖質よりも高いことになります。

焼芋1本であればかなりお腹が膨れますが、焼芋半分ですとちょっと物足りないくらいですよね。さつまいもはそれくらい糖質が高い食材ですので、糖質制限中に食べるようなときは、かなり量を抑える必要があります。

参考：さつまいも粉以外の食品の糖質を「食材糖質リスト」でチェック

さつまいもを使ったお菓子の糖質量はどれくらい？

焼芋の糖質量が1本87.6gとかなり高めになることがわかりましたが、他のさつまいものお菓子の糖質はどれくらいになるのでしょう。よくあるさつまいものお菓子の糖質についてもチェックしておきましょう。

どれもかなり糖質が高めになります。糖質制限をしているときの間食は、糖質を5g以下に抑えたいところですので、この糖質量を考えると軽く一口分くらいしか食べることができません。

これはさつまいもを使ったお菓子のほとんどに砂糖を使っているためです。ただでさえ糖質がたかめのさつまいもに対して砂糖を使うわけですから、当然糖質が高くなってしまいます。糖質制限中はさつまいもを使ったお菓子は絶対に食べないようにしてください。

食材によっては砂糖を甘味料に置き換えることで糖質を下げるということもできるのですが、さつまいもはそもそも糖質が高すぎるため、そのような工夫をしてまで、あえてさつまいもを食べるメリットはほとんどありません。食べるなら焼芋を一口程度にしておきましょう。

さつまいもダイエットと糖質制限

以前テレビの特集でさつまいもダイエットという特集されたこともあり、さつまいもはダイエット効果があると考えている人も多いかと思います。でもさつまいもは糖質が多いからダイエットには不向きなのでは？そういう疑問を持っている人も多いかもしれません。

多くの人が勘違いしているのですが、糖質制限とダイエットはイコールではありません。糖質制限をすると痩せやすくなるだけで、糖質制限の目的は糖質の摂取を抑えることで、血糖値を上げないようにすることにあります。

このため、本来の糖質制限という意味ではさつまいもはダイエット効果があっても、血糖値は上がってしまいますので、糖質制限中は避けたい食材です。これはとても重要なことですので、混同しないように気を付けましょう。

ダイエットのために糖質制限をしている人の場合は、目的が痩せることですので、さつまいもを食べて痩せるなら、そちらを選ぶという方法もあります。ただし、ダイエットにしてもあれもこれも同時に手を出す人は、ダイエットに成功できる可能性は下がります。

糖質制限でダイエットをするのであれば、「さつまいもはダイエット効果があるから大丈夫」なんてことを考えずに、糖質の摂取量だけを意識することをおすすめします。

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？