2017/01/11更新
海藻の糖質は?わかめ・昆布・ひじき・海苔・めかぶ・もずく・寒天など
海藻はミネラルが多く含まれているため健康によいとされるため、日本の伝統的な料理にもよく使われる食材のひとつです。そんな海藻の糖質はどれくらいになるのでしょう。
海藻は一度に食べる量が少ないため、あまり気にしていない人もいるかと思いますが、ここでは海藻類の糖質量について紹介しますので、海藻の糖質が多いのか少ないのかだけでも頭に入れておいてください。
海藻の糖質は多め?少なめ?海藻類の糖質量
それではまず海藻類の糖質量について見ていきましょう。海藻類100gあたりの糖質量は下記のようになります。
海藻 | 糖質量(100g中) |
---|---|
もずく | 0g |
めかぶ | 0g |
ところてん | 0g |
寒天 | 0g |
塩蔵わかめ(塩ぬき) | 0.1g |
ひじき(生) | 0.9g |
どれも糖質量が1g以下と、低糖質の食材の中でもさらに優れている食材であることがわかります。糖質制限に最適な食材として積極的に利用していきたいところです。
ただし、難しいのが海藻の調理方法になります。低糖質の海藻ですが、調理の仕方を間違えると、あっという間に糖質の多い料理になってしまうことがあります。例えばコンビニやスーパーなどで手軽に手に入るもずく酢は1パックあたりの糖質量は約5gになります。
せっかくもずくの糖質が0gなのに、お酢を加えたことで糖質が一気にアップしています。もずく酢を食べる場合は市販のものではなく、自分で作るなどの工夫が必要になります。
乾燥させた海藻は糖質が高めでも気にしない
海藻は乾燥させた状態で売られていることがほとんどです。カットわかめや乾燥昆布などがその代表ですが、水分が抜けることで100gあたりの見かけの糖質が下記のように高くなります。
乾燥させた海藻 | 糖質量(100g中) |
---|---|
カットわかめ | 5.7g |
焼き海苔 | 8.3g |
ひじき(乾) | 12.9g |
味付け海苔 | 16.6g |
乾燥昆布 | 25.1g |
生の状態の海藻と比べると、かなり糖質が高めになっているのがわかります。それでもカットわかめは戻し率が約12倍ですので、実際に戻してしまうと100gあたりで約0.5gとかなりの低糖質であることがわかります。ひじきも10倍程度ですので、気にするほどの量ではありません。
海苔も糖質が高めですが、味付け海苔1枚で約1gです。1パック5枚だとしても、糖質量は1g以下になりますので、こちらもあまり気にする必要はありません。
乾燥昆布は戻し率が3倍ですので、戻したときの糖質量は100gあたり約8.4gになります。こちらは低糖質ではありませんが、昆布を100gも食べるような機会はまずありません。むしろ出汁に使われることで、昆布そのものは捨てられてしまうこともあります。
とはいえ海藻類の中でも昆布は糖質が高いことには違いはありませんので、おでんなどの具材で昆布を選ばないように注意してください。
海藻の佃煮は要注意
日本では昔から海藻を佃煮にして食べることが多いのですが、低糖質の海藻でも佃煮になったときは注意が必要です。佃煮を作るときの調味料は、醤油、みりん、酒、そして砂糖になります。みりんと砂糖は糖質が高い調味料ですので当然佃煮は糖質が高めの加工品になります。
海藻の佃煮 | 糖質量(100g中) |
---|---|
海苔の佃煮 | 17.0g |
昆布の佃煮 | 27.1g |
スーパー糖質制限をしている人はごはんを食べることはほとんどありませんが、スタンダードな糖質制限の場合は、ごはんを食べる機会のある人もいるかと思います。そんなときのごはんのお供に佃煮が欲しくてもガマンするようにしてください。
佃煮よりも焼き海苔や味付け海苔のほうが糖質の摂取量は少なくなりますので、そちらを選ぶようにしてください。コンビニのおにぎりの具材も昆布ではなく梅や鮭にするなど、ほんの少しの違いでしかありませんが、その積み重ねが糖質制限を成功させます。
海藻は糖質制限に最適な食材ですが、調理方法によっては糖質制限中に避けるべき食品になることもあります。糖質制限で海藻を使うときは調味料に注意するようにしてください。自分で調理する場合は、砂糖を甘味料にするなどの工夫をして、低糖質の海藻の利点をしっかりと活かした調理を心がけてください。
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