アイスクリームは糖質制限中NG？選ぶなら糖質オフ！カロリーは？

夏の暑い日でも、冬の寒い日でも食べたくなるのがアイスクリームですが、このアイスクリームは糖質制限をしている人にとって口にしていいものなのでしょうか？アイスクリームの甘さを考えると糖質制限中には食べてはいけないように感じていますが、実際のところはどうなのでしょう。

ここでは糖質制限中のアイスクリームについて紹介します。アイスクリームの糖質はどれくらいなのか、食べてもいいのか悪いのかを確認してください。

アイスクリームの糖質はどれくらい？

それではまず人気の高いアイスの糖質量がどれくらいなのかを確認してみましょう。各アイスの成分表には糖質ではなく炭水化物量しか記載がありませんので、1個あたりの炭水化物量で紹介します。

糖質制限をすでにしている人が見ると卒倒しそうな糖質量です。標準的な糖質制限では1食の最大糖質摂取量を40g以下に抑えることが目標値になります。明治エッセルスーパーカップをひとつ食べてしまうと、1食はほぼ糖質ゼロの食事をしなくてはいけなくなります。

傾向としてはバニラアイスの糖質が高くなっています。ガリガリ君のような甘みが少ない氷菓は、低糖質ではありませんが、バニラアイスほどの糖質量ではありません。いずれにしても糖質制限をしている人にとってアイスは気軽に手を出していいものではないことがわかります。

参考：アイスクリーム以外の食品の糖質を「食材糖質リスト」でチェック

アイスクリームの糖質が高い理由

バニラアイスクリームを手作りする場合の原材料を見てみましょう。

多少の違いはあると思いますが、おおよその原材料はこれくらいになります。牛乳と砂糖を大量に使うことによってアイスクリームは高糖質になっています。これだけの砂糖を使うと、アイスクリームは砂糖菓子に近いものがあります。

これで4〜5人分（1人100ml程度）になりますので、市販されているバニラアイスクリームも同じような原材料になっていることが推定できます。砂糖と牛乳を断ち切らないとアイスクリームは高糖質のままで、糖質制限中には食べてはいけない食品のひとつになってしまいます。

アイスクリームのカロリーは？

一般的にアイスクリームと言っても、商品に含まれる乳脂肪分や乳固形分の割合に応じて「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」に分けられます。それぞれ脂肪分が異なりますが、どれも乳脂肪分に加え砂糖や蜂蜜などの糖を多く使用するので、その分、糖質だけでなくカロリーも高くなるのです。

氷菓だと1個あたり100kcalというものが多いようですが、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスになると200～300kcalと、ごはん1杯以上のカロリーになってきます。脂肪が多いアイスクリームの方が高カロリーと勘違いされやすいようですが、ラクトアイスも乳脂肪分が少ない分だけ別の材料を加えてコクを出しているので、一概にラクトアイスが低カロリーというわけではないので注意が必要。

ですから、購入するときはしっかりと商品の栄養成分表示をチェックするようにしてくださいね。

糖質制限中は糖質オフアイスを選ぶ

糖質制限中は普通のアイスクリーム、特にバニラアイスは絶対に避けなくてはいけないというのがこれまでの常識でしたが、実は糖質制限が一般的になってきたことで、アイスクリームを作っている会社が「糖質オフ」のアイスクリームの開発を進め商品化しています。

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どちらも一般的なアイスクリームと比べて糖質が半分近くになっています。グリコのカロリーコントロールアイスは糖質オフではなくカロリーを減らすことを目的にしたアイスクリームですが、結果的に糖質も下がっています。そのポイントは下記のようになります。

• 食物繊維 6g以上
• 砂糖不使用
• 豆腐使用

最も大きな要因は砂糖不使用ということにあるように見せますが、砂糖を使っていませんが還元水あめを使っているため、砂糖の置き換えによる糖質減はそれほど大きくなく、それよりも食物繊維を添加したことが低糖質になっている最大の要因になります。

グリコのカロリーコントロールアイスにはポリデキストロースと呼ばれる食物繊維が11.4g入っています。糖質は炭水化物から食物繊維を引いたものですので、食物繊維を添加することで糖質を大きく下げるという工夫をしています。

いずれにしても糖質制限でアイスクリームを食べたい場合は、このような糖質オフアイスがおすすめです。たまにアイスクリームを食べたくなったとき、ガマンするのではなく糖質を意識したアイスクリームを選んで食べることで、ストレスの少ない糖質制限を続けてください。

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？