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2016/11/24更新

蒸留酒なら糖質は0g!焼酎・ウイスキー・泡盛・ジン・ウォッカ他

蒸留酒

蒸留酒は糖質制限中でも飲めるお酒といわれていますが、なぜOKなのかご存知ですか?その理由は蒸留酒の製法にあるので、糖質制限をする上での豆知識として知っておくと良いでしょう。また、ここでは蒸留酒のバリエーション豊かな種類や糖質制限中のアルコール摂取の注意点についても併せて説明していきます。

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蒸留酒に糖質が含まれていないのはなぜ?

糖質制限をしている人は、ビールや日本酒、甘いカクテル類など糖質が多く含まれるお酒の摂取はNGとされています。しかし、蒸留酒は糖質が0gだからOKとなっています。

米や麦など他のお酒と同じ原料を使っていても、なぜ蒸留酒は糖質が0になるのでしょうか?その理由を知るために、蒸留酒の製法について見ていきましょう。

蒸留の仕組みとは?

蒸留酒というのは、穀物や果実などの原料を発酵させた後に蒸留という過程を経てつくられるお酒のことです。蒸留すると、ビールや日本酒などの醸造酒よりもアルコール度数が高くなるという特徴があります。

蒸留とは、発酵により得られた醸造酒の元(もろみ)を加熱し、アルコールが気化したものを冷却して再び液体化する方法です。

水の沸点が100 度なのに対し、アルコールの沸点は約78度と水よりアルコールの方が沸点が低いため、アルコールが蒸発する段階で加熱を止めれば、よりアルコール度数の高い液体が抽出できるという仕組みとなっています。

蒸留の過程で糖質がカットされる

このように、蒸留酒はアルコール分だけを蒸発させてお酒として抽出する製法なので、もろみの中に元々含まれていた糖質はカットされるのです。これが、蒸留酒に糖質が含まれていない理由です。

蒸留酒にはさまざまな種類があり原料も異なりますが、蒸留というプロセスを踏むことにより、すべて糖質ゼロになります。

なお、ビールや日本酒などの醸造酒は、原料に含まれる炭水化物(糖質)も含めて発酵させる製法なので、糖質が多いお酒になりやすいというわけです。

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代表的な蒸留酒の特徴を知ろう

ここからは、代表的な蒸留酒を紹介していきます。個性豊かなお酒の特徴をチェクしましょう。

焼酎

日本人に最もポピュラーな蒸留酒といえば焼酎ではないでしょうか。焼酎は酒税法では「アルコール含有物を蒸留した酒類」と定義されており、米・麦・芋・黒糖・蕎麦などさまざまな原料が使われています。「本格焼酎」と呼ばれ、原料本来の味や香りが楽しめる「乙類」と、「新式焼酎」と呼ばれ、焼酎特有のクセがなく口当たりの良い「甲類」の2種類に大別されています。

参考:焼酎の糖質は0g!おすすめの飲み方やおつまみはなに?

泡盛

沖縄のお酒として知られる泡盛は焼酎の一種であり、タイ米を原料としています。独特の香りとキリッとした喉越しが特徴的で、古酒になるとバニラのような風味が出てくるといわれています。

ウイスキー

穀物を糖化・発酵・蒸留させ、木製の樽の中で熟成させたお酒です。大麦を原料としたものをモルト・ウイスキー、トウモロコシやライ麦、小麦など大麦以外の穀物も使用しているものをグレーン・ウイスキーといいます。バーボンはトウモロコシを主原料としたアメリカ産ウイスキーのことです。ロックのイメージがありますが、最近は炭酸水で割ったハイボールの人気が高まっています。

参考:ウイスキーの糖質は0g!バーボン、スコッチ、アイリッシュもOK

ブランデー

白ブドウやリンゴなどの果物を発酵・蒸留させたお酒です。原料の種類や製法の違いにより名称が異なり、例えば白ブドウを原料としたブランデーとして有名なのはコニャックです。

参考:ブランデーの糖質は低すぎる!蒸留酒だから糖質は0g

世界4大スピリッツとは?

蒸留酒のことを総称してスピリッツと呼ぶことがありますが、酒税法上ではスピリッツに焼酎・ウイスキー・ブランデーは含まれません。ここでは、カクテルの材料としてもよく使われる世界4大スピリッツを紹介しましょう。

ジン

大麦・ジャガイモ・ライ麦などを原料とした無色透明の蒸留酒です。香味成分としてジュニパーベリーやコリアンダーなどの薬草成分を加えるため、シャープな味わいと口に広がる爽快感が特徴的です。トニック・ウォーターで割るジン・トニックが最もポピュラーな飲み方です。マティーニなどのカクテルベースに使われることも多いです。

ウォッカ

トウモロコシや大麦、小麦などの穀物やジャガイモなどの芋類を原料としています。蒸留後の液体を白樺炭でろ過するため、雑味のないスッキリとした味わいとなっています。カクテルの材料として使われることが多く、オレンジジュースで割ったスクリュードライバーのように、柑橘類との相性が良いといわれています。

ラム

サトウキビを原料としており、甘い風味が特徴的です。甘みがありますが蒸留されているため糖質はほとんど残っておらず、100mlあたりの糖質量は0.1gとほぼゼロです。色で分けるとホワイト、ゴールド、ダークがあり、濃い方が味も濃厚になります。ストレートやロックを好む人が多いようです。

テキーラ

ブルー・アガベ(竜舌蘭)という食物の茎を原料とした、メキシコの代表的なスピリッツです。樽で熟成させず無色透明でシャープな香りが特徴のシルバー・テキーラの他、オーク樽を用いて樽熟成させた淡黄色のゴールド・テキーラがあります。熟成させたものは独特なクセやコクを楽しめるでしょう。ショットグラスにストレートで飲むことが多いですが、リキュールとライム入りジュースで割ったマルガリータも有名です。

参考:蒸留酒以外のお酒の糖質量もチェックする

糖質制限中の蒸留酒はココに注意!

蒸留酒はバリエーション豊かなので、糖質制限中でも気分に合わせてさまざまなお酒を楽しむことができます。しかし、蒸留酒は以下のポイントに気をつけましょう。

蒸留酒のソーダ割りやカクテルは盲点?

ストレートやロック、水割りのように蒸留酒をそのまま味わう飲み方であれば問題ありませんが、ソーダ割りやカクテルにする場合は糖質がプラスされることがあるため注意が必要です。ソーダ類には加糖タイプと無糖タイプがあるので、糖質制限中は無糖のものを選びましょう。

また、ウォッカでスクリュードライバーを作るときに使うオレンジジュースや、テキーラでマルガリータを作るときに加えるリキュールには糖質が入っています。カクテル類は飲みやすくなるよう甘みを加えるものが多いため、あまり飲まない方が良いかもしれません。

蒸留酒は低血糖になりやすい?

蒸留酒には糖質が含まれないため糖質制限中でも飲むことができますが、他のお酒よりアルコール度数が高いという点は要注意ポイントのひとつです。

蒸留酒はアルコール分だけを抽出しているため、必然的にアルコール度数が高くなります。主な蒸留酒のアルコール度数の目安は以下のとおりです。

蒸留酒アルコール度数
焼酎(甲類)約35度
焼酎(乙類)約25度
ウイスキー約40度
ブランデー約40度
ウォッカ約40度
ジン約40度
ラム約40度
テキーラ約40度

ビールのアルコール度数が5度程度と考えると、いかに高いかが分かるとおもいます。

一般的に、アルコール度数が高いほどカロリーも高くなる傾向があり、100mlあたりで比べると、ビールが40kcalに対し、焼酎(甲類)は206kcalです。しかし、アルコールは「エンプティカロリー」と呼ばれ、体内に吸収されない性質があるため「アルコール度数が高いから太りやすい」とはなりません。

アルコール度数が高いことがなぜ要注意ポイントかというと、肝臓に負担をかけやすくなるからです。肝臓はアルコールを分解する他、糖質を貯蓄する役割もあります。優先順位はアルコールを分解することの方が高いため、アルコール度数の高い蒸留酒を多く摂取すると糖質が蓄えられなくなり、低血糖や二日酔いになるリスクが高まります。

また、アルコール度数が高いお酒を飲むと食欲が増す傾向があるため、つい食べ過ぎてしまうことも。蒸留酒のこうした特徴を踏まえ、糖質制限中も上手にたしなみましょう。

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