2016/11/17更新
グリンピースは糖質制限中に食べてもOK?成分やカロリーを徹底解剖
エンドウの未熟の種子を食べられるようにしたのがグリンピース。シュウマイの上にチョコンと乗っていたり、チャーハンに混ざっていたりしますよね。今回はそんなグリンピースと糖質制限について考えてみましょう。
グリンピースの栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 93kcal |
タンパク質 | 6.9g |
脂質 | 0.4g |
炭水化物 | 15.3g |
食物繊維 | 7.7g |
糖質 | 7.6g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 340mg |
ビタミンC | 19mg |
カルシウム | 23mg |
鉄 | 1.7mg |
ビタミンB6 | 0.15mg |
マグネシウム | 37mg |
参考:糖質制限ダイエット食品まとめ「食材糖質チェックリスト」500品目以上
目次
グリンピースは糖質制限向きではない?
糖質制限向きの食材に求められるのは糖質が少ないことと、できればカロリーが低いことでしょう。しかし、グリンピースはこの2つの条件を満たさないため糖質制限向き食材とはいいがたい部分があります。
また、単純に料理のレパートリーがそこまで多い食材ではなく、継続的な摂取が難しい面も。あのサイズ感やプチッとした触感が苦手で嫌いな方が多いのも難点です。ただ、シュウマイの上に乗っている、チャーハンに多少混ざっている程度の量であれば問題ないでしょう。
1粒糖質10gなんてバカみたいな数値はしてませんので、グリンピースをごはんの代わりにする、なんて極端なことをしなければ大丈夫です。
グリンピースの糖質はどれくらい?
グリンピース100gには炭水化物が15.3gも含まれるのですが、食物繊維も7.7gと豊富です。糖質量は炭水化物から食物繊維を除いた数値ですので、グリンピースの糖質は7.6g。いくら食物繊維が豊富でもそれなりの糖質が残りましたね。
グリンピースの食物繊維は炭水化物の半分と覚えると分かりやすいでしょう。グリンピースは1粒1gもなく、10個集まってやっと5g程度。100粒で糖質摂取量は3.8gほどでしょうか。
こう考えるとそこまで多くありませんね。糖質量の多い食品は食べ過ぎに注意しなくてはならないわけですが、グリンピースはそもそも食べ過ぎがあまり発生しません。
グリンピースは野菜の中で糖質が多い?少ない?
野菜の糖質は基本的に5gを切っています。キャベツにしてもレタスにしても、ピーマンも、カリフラワーも、大根も、トマトも。一般的な野菜はほぼ5gを下回る糖質量であり、5gは糖質が多いか少ないか判断するときのひとつの基準と言えるかもしれません。
要は糖質量5gを大きく上回るグリンピースは野菜の中で糖質が多いということです。ちなみに、グリンピースと糖質が近いのは7.2gのたまねぎ、8.1gの日本かぼちゃなどです。たまねぎは有名野菜でありながら多くの糖質を含むので注意しましょう。
グリンピースのカロリーは?
糖質が高くてもカロリーが低めであれば、まだダイエット向けと言えるかもしれませんが、残念なことにグリンピースは100gあたり98kcalとカロリーも高め。
とうがらし345kcalやえだまめ134kcalがあるものの、野菜の中でかなり糖質の高い方にランクインするほど。ただ、カップ麺が100gで448kcalを持っていたりを考えれば98kcalもそこまでではないかもしれません。
グリンピースの主要成分
糖質の高いグリンピースですが、先ほども言ったように豊富な食物繊維を含みます。食物繊維の量については数ある野菜の中でも上位。一握りのグリンピースでサラダ1杯に相当する食物繊維がとれると言われるほどです。
食物繊維の効果は多くの方がご存知のように便秘解消。腸内に入った食物繊維が水分を吸収し、腸の壁を刺激することで溜まった便の排出が促されます。また、腸内の善玉菌を増やすことで腸内環境の改善も期待できるでしょう。便秘がちな人におすすめです。
また、鉄分の量も数ある野菜の中で上位。鉄分は貧血気味の女性のおすすめの成分であり、摂取による貧血改善が期待されます。ほとんどの貧血は鉄分不足が原因と言われますので、よくフラフラする人は摂取してみてください。
他にもビタミン類やたんぱく質、ミネラル類などをバランスよく含んでおり、成長期の子供にも良いとされます。
グリンピースの簡単糖質制限レシピ
グリンピースがどうしても食べたい。グリンピースで便秘解消を狙いたい。そんな時に活用してほしいのが糖質制限レシピ。簡単に作れるので料理が苦手な方もチャレンジしてみてください。
豚肉とグリンピースの野菜スープ
用意する材料は豚もも肉20g、グリンピース10g、後は好みでキャベツやエノキなど糖質の低い野菜を用意してください。調味料には鶏からスープの素を使います。
まず、グリンピースを茹でておき、豚肉を細く切ります。キャベツなどの具材も同時に食べやすいサイズにカット。切り終わったらグリンピースを茹でていた鍋に具材を入れていき、豚肉の色が変わったくらいのタイミングで鶏がらスープの素を投入。ふきこぼれに注意しながら煮込んでいったら完成です。
この程度の量であればグリンピースを摂取しても問題なし。他の具材も糖質の少ないものでまとめましょう。
まとめ
グリンピースは糖質の高い食品ですが、そこまで食べ過ぎることは無いと思います。ただ、中にはグリンピース単体の料理を作る方もいるようなので、そういった料理が好みな方は糖質量に注意してください。ちなみに、グリンピースは冷凍のものの方が糖質が多いそうです。
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