エリンギの糖質はどのくらい？低い高い？カロリーは？

エリンギはヒラタケ科ヒラタケ属に分類されるキノコの一種であり、ヨーロッパを原産地としています。原産地における人気が高く、フランス料理やイタリア料理に用いられることもしばしば。日本では1993年に人工栽培がおこなわれ、現在は全国へと広く普及しています。そんな、エリンギの糖質とカロリーを見ていきましょう。

エリンギの糖質は低めで使いやすい

エリンギ100gには7.4gほどの炭水化物が含まれますが、4.3gほどの食物繊維も含まれることから糖質量は約3.1gとなっています（炭水化物-食物繊維＝糖質）。

キノコ類は全体的に糖質が低く、舞茸（0g）、マッシュルーム（0.4g）、しめじ（1.3g）、しいたけ（1.4g）など、エリンギよりも低い数字が並ぶため、キノコ類の中でみるとやや高糖質ではありますが、食品全体から見れば十分に低糖質な部類かと。

野菜で言えばキャベツ（3.4g）やトマト（3.7g）などに近い数字ですね。キャベツは糖質が低めで糖質制限向けと言われることも多い野菜です。ちなみに、（）内の数字は100gあたりの糖質量となっています。

エリンギの重量は1本あたり約50gですので、1本あたりの糖質は先ほどの数字を半分にして1.5g前後。エリンギ1本はそれなりにボリュームがあるため、1回に5本も6本も摂取することはそうないでしょう。

多くても200g、糖質にすれば約6.2g程度だと思います。スタンダード糖質制限で一食あたり40gまで糖質を摂取できるため、この程度の糖質量であれば大きな問題にはなりません。ただ、この数字はあくまでも生のエリンギの糖質量であり、料理後は当然ながら糖質量が変化。その点には注意しておいた方がいいでしょう。

糖質制限中なら主食と砂糖の使用は禁止

白米やパスタなどの主食系を用いたり、砂糖やみりんなどの高糖質調味料を使うと糖質量が高くなってしまうので、それらを避けてエリンギ料理を作るようにしましょう。エリンギのパスタは1人前で70g前後の糖質を持っていますからね。糖質制限中に食べてしまえば一発で糖質オーバーですよ。

逆にバター炒めなどはほとんど糖質を増やしません。バターの糖質が極端に低いことから、バターによる味付けを中心にすれば、エリンギの糖質を増やさずに料理することが可能。この時、ほうれん草やニンジンなど野菜類を加えてあげるといいですよ。栄養バランス的にもエリンギだけでは偏りが出てしまいます。

また、エリンギ以外のキノコ類も糖質が低いことからキノコ鍋もおすすめ。様々なキノコ類や野菜類、肉類を一緒に摂取することが出来るうえ、味付けも自分好みに調整できます。夏場は少し暑いかもしれませんがチャレンジしてみてはどうでしょうか。

他にも様々なレシピが存在するので、主食系や砂糖などの高糖質食品を避けたうえで、いろいろな料理を食卓に並べてみてください。マヨネーズやチーズも糖質が低く、エリンギとの相性がいいですよ。

エリンギはカロリーも低い

エリンギのカロリーは100gあたり24kcalほど。糖質だけでなくカロリーも低いことからダイエット向けの食品と言えそうです。実はしいたけやしめじなど、他のキノコ類と比較するとやや高カロリーなのですが、もともとの数字が低いため差があると言っても数グラム程度です。そのため、特に気にする必要もありません。

自分の好きなキノコ類を摂取してしまって問題ないでしょう。カロリーについては主食系が入る以外にもバターや油類を使うことで高くなりますので、カロリーが気になるならバター炒めや天ぷらなどは避けておきましょう。また、肉類との組み合わせもカロリーを高くするので気を付けてください。

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