2016/11/09更新
かぶは糖質制限中に食べてもOK?成分やカロリーを徹底解剖
かぶはかぶでも、ここで言うのは野菜の蕪の方。決して上昇下降に一喜一憂する株の方ではありません。今回はそんな、かぶと糖質制限のお話です。
かぶ(葉)の栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 20kcal |
タンパク質 | 2.3g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 3.9g |
食物繊維 | 2.9g |
糖質 | 1g |
ナトリウム | 15mg |
カリウム | 330mg |
ビタミンC | 82mg |
カルシウム | 250mg |
鉄 | 2.1mg |
ビタミンB6 | 0.16mg |
マグネシウム | 25mg |
かぶ(根)の栄養成分(100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 20kcal |
タンパク質 | 0.7g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 4.6g |
食物繊維 | 1.5g |
糖質 | 3.1g |
ナトリウム | 5mg |
カリウム | 280mg |
ビタミンC | 19mg |
カルシウム | 24mg |
鉄 | 0.3mg |
ビタミンB6 | 0.08mg |
マグネシウム | 8mg |
参考:糖質制限ダイエット食品が分かる「食材糖質チェック一覧表」
かぶは糖質制限向き!
かぶは野菜の中でも糖質が少なく、それでいて栄養が豊富なことから糖質制限向き。糖質制限に苦しむ最中であってもたっぷり食べることができます。
しかも、かぶは根の部分だけでなく葉も食べることの出来る優秀食材。たまに捨ててしまう方がいるようですが、それは非常にもったいないことです。詳しくは下記で話しますが葉の部分こそ糖質制限に最適なのです。
かぶの糖質はどれくらい?
かぶは葉と根の部分で糖質量の違う野菜です。一般的によく食される根の部分は100gあたり3.1gほど。これに対して葉の部分は1.0gほどとなっています。単純に3倍近い差がありますね。
このことから糖質制限には葉の部分がより向いているでしょう。とはいえ、根の部分の糖質が異常なわけではありません。3.1gなら十分に低いほうです。根も葉も低糖質。ダイエット中にはありがたい食材ですね。
かぶは野菜の中で糖質が多い?少ない?
葉の部分であれば文句なしに野菜の中で少ないと
言える量。たったの1gですからね。低いほうから探した方が確実に早く見つかります。根の部分は3.1gで、こちらは野菜の中では中間くらいでしょうか。近いところでは青ネギの2.9gやキャベツの3.4gなど。葉と比較すると劣っているように感じるものの十分に低い数値と言えます。
ただ、より糖質制限を深めたいなら葉の部分を優先的に摂取すべきでしょう。ちなみに、皮をむいた中くらいのかぶがちょうど100g前後。要は普通サイズを1つまるまる食べて約3.1gの糖質を摂取する計算です。
かぶのカロリーは?
糖質から見ると差のあった葉と根の部分ですが、カロリー面から見ると大差ありません。葉の部分は100gあたり22kcal、これに対して根の部分は21kcalとほぼ一緒。どちらで食しても同程度のカロリー摂取となります。
このことから、より葉の部分が優秀なことが分かります。とは言え、栄養面からかぶは根の部分も食べてほしいところ。出来れば葉も根もバランスよく摂取してくださいね。そもそも葉付きで買えばどちらも使うのが当たり前。片方だけ捨ててしまうなんて、もったいないことは絶対にしないようにしましょう。
かぶの主要成分
かぶの主要成分は色で若干変わってくると言われていますが、根の部分にはアミラーゼが多分に含まれており、これがでんぷんのアミロースやアミロペクチンを分解。ブドウ糖やオリゴ糖にすることで消化をサポートし、胸やけ解消にも効果を発揮します。
また、赤かぶにはアントシアニンが豊富なことから抗酸化作用で活性酸素を抑える効果まで。活性酸素が抑えられることで細胞の酸化を防ぐことができ、細胞酸化からくる肌のシワ増加、シミ発生、さらには生活習慣病やガンも予防できるとされています。
もちろん、根だけでなく葉にも栄養豊富。むしろ葉にこそかぶの持つ本来の力があると言われるほどで、豊富なビタミンCやβカロテンを含有。ビタミンCを積極的に摂取することで免疫力が上昇し、冬でも風邪しらずの毎日が送れるうえ、コラーゲンに関与することで肌つやを改善してくれたり、疲労回復効果を発揮してくれたり。
βカロテンは体内でビタミンAに変換される栄養であり、目の健康を守ってドライアイを防いだり、皮膚や粘膜を保護して肌の調子を整えたり。死につながる恐れのある動脈硬化を防ぐ活躍も見せてくれるそうです。ですので、根も葉も残さず摂取して健康な毎日を送りましょう。
かぶの簡単糖質制限レシピ
かぶは根も葉も摂取してほしい食材。しかし、どうしても葉は捨てられがち。そんな悲しい事態に対処できるよう今回は根も葉も使ったレシピを紹介しましょう。
かぶの葉と根を使った漬物
かぶは漬物にすることで美味しくいただける食材。今回は葉も一緒に漬物にしましょう。まず、水500ccに醤油を大さじ3杯ほど、そこに酢や塩、砂糖などの調味料を大さじ2杯ほど入れた調味料をサッと煮ておきます。そうしたら、次はかぶを洗い、葉の部分は30秒だけ茹でましょう。この時、茹ですぎないように注意し、茹で上がったら水につけて冷まします。それから水分をしぼって食べやすいサイズにカット。根の部分は硬い部分を取り除いたのち、やはり食べやすいサイズにカットしましょう。最後に先ほどの調味料とかぶの根と葉をタッパーに入れて冷蔵庫で一晩おけば完成。漬け具合は日に日に増していくので好みのタイミングで食べるといいでしょう。最大で3週間ほど保存できます。
まとめ
かぶがいかに糖質制限向きの食材かから始まってレシピまで掲載した記事、いかがでしたか。かぶは低カロリーで栄養豊富な野菜のひとつ。漬物などで出来るだけ毎日とりいれるようにしてみてください。そして、葉っぱの摂取を忘れないようにしましょう。
私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか?
インスタ60,000フォロワー突破!役立つ情報満載!