2017/04/17更新
バルサミコ酢の糖質はどのくらい?カロリーは?
イタリア料理でよく使われるバルサミコ酢。酢だから糖質も高くないはずと思って、あたり前のように使っている人も多いかもしれません。ところがバルサミコ酢は、糖質制限をしている人にとって要注意な調味料のひとつです。バルサミコ酢の製法や糖質量を紹介しながら、なぜバルサミコ酢が要注意なのかについて解説をしていきます。
バルサミコ酢は糖質もカロリーも高め
一般的な穀物酢100gに含まれる糖質は2.4gくらいですので、低糖質な調味料です。糖質制限中も気にせず使ってもかまいません。ところがバルサミコ酢は、同じ酢でも糖質が一気に増えてしまいます。バルサミコ酢100gの糖質とカロリーは下記のようになります。
バルサミコ酢(100g) | |
---|---|
糖質19.4g | カロリー99kcal |
バルサミコ酢を一度に100g使うことはないにしても、19.4gという糖質量は、穀物酢と比べるととても高いものになっています。サラダなどにかけて食べることがあるバルサミコ酢ですが、糖質制限中は使用を控えるようにしましょう。
カロリーも同じく高めです。コーラでも100mlでのカロリーは45kcalです。コーラはとても高カロリーというイメージがありますが、その倍のカロリーですから、料理で使うときは気をつける必要があります。
バルサミコ酢はなぜ糖質が高い?
バルサミコ酢は果実酢で、濃縮したぶどうの果汁を長い時間をかけて樽で熟成させて作ります。ぶどうならそれほど糖質が高くならないと思うかもしれませんが、バルサミコ酢は濃縮した果汁を使い、さらに熟成の過程で水分が減っていくため、相対的な糖質量が増えてしまうのです。
100kgのぶどうから1〜2kgのバルサミコ酢しか作れないとされていますので、12年の熟成期間を経て、どれくらい濃縮されているかがよく分かるかと思います。
伝統的なバルサミコ酢は、長い時間をかけて熟成させるのですが、最高級品は100mlで2万円以上するような高価なものになるため、普及品としてワインビネガーをベースにして、香料や着色料、そしてカラメルなどを加えて作られているものがあります。
普及品は伝統的なバルサミコ酢と比べると味の深みなどが劣るものの、よりバルサミコ酢に近づけて作っているため、一般的にはほとんど遜色ない味わいで楽しむことができます。ただし、こちらもカラメルを加えて甘みをだしているため糖質は高めです。
糖質制限中にバルサミコ酢を使いたいときはどうする?
それでは糖質制限中に、バルサミコ酢を使いたいときはどうすればいいのでしょう?ダイエット目的で糖質制限をしているのであれば、バルサミコ酢を少し使うくらいの糖質量はあまり気にしなくてもかまいません。数滴垂らしたところで、糖質量は1gにもなりません。
問題はサラダのように、少し多めにかけてしまうようなときです。このような場合は、バルサミコ酢ではなくワインビネガーやオリーブオイルを使いましょう。甘みが不足するかもしれませんが、ワインビネガーもオリーブオイルも糖質は少なめですので、糖質制限に最適です。
家庭で使う場合は、ウスターソースと黒酢を1:1で混ぜることで、バルサミコ酢の代用品になるというのは、料理上手な主婦の間では有名な話です。科学的な分析でもほぼ同等の味覚になるという結果が出ているそうです。信じられないかもしれませんが、一度試してみてください。
糖質がまったくなくなるわけではありませんが、バルサミコ酢の半分以下にはおさえられます。サラダにかけるくらいなら問題にならない量ですので、ぜひ試してみましょう。
このような工夫次第で糖質制限でNGとなる食材や調味料でも、代用品を使えばOKになるというのが糖質制限の面白いところです。バルサミコ酢もここで紹介した代用品を使って、糖質を抑えたイタリア料理を楽しみましょう。
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