2017/02/17更新
ナタデココの糖質はどのくらい?低い高い?カロリーは?
ゼリーやデザートなどに使われるナタデココは、低カロリーでダイエットをする人にとって定番の食材のひとつとして知られています。ところがナタデココはダイエットには不向きだとするインターネット上の記事も多く、その実態がいまいちわかりにくいため困っている人もいるかと思います。
ここではそんなナタデココの糖質やカロリーをチェックして、ナタデココがダイエットに向いている食材なのかについて解説します。
ナタデココはココナッツの発酵食品
ナタデココが日本に定着したのは1990年代で、独特の歯ごたえと、低カロリーであることからダイエット向きの食材として注目されました。そんなナタデココがどのようにして作られているかは意外と知られていません。
ココナッツウォーターにナタ菌と呼ばれる菌を加え、発酵して凝固させたものがナタデココです。ナタデココのほとんどが水分ですので、食べごたえがあるにも関わらず、とてもカロリーの低い食材となっています。
ナタデココは食物繊維が豊富だと言われていますが、実際には100g中0.5gしか食物繊維がありませんので、食物繊維が多い食品というわけではありません。なぜ食物繊維が多いという説が定着したのかはわかりませんが、ナタデココに食物繊維の効果はあまり期待できません。
ナタデココの糖質が高めになる理由
ナタデココはすでに紹介したようにココナッツの水から作られているため、カロリーはとても少ないのですが、食品成分表でのナタデココはかなり高めの糖質になっています。
ナタデココ(100g):糖質 19.7g / 73kcal
これは市販品のナタデココの多くがシロップ漬けされているためで、食品成分表でもナタデココのカロリーや糖質は、シロップ漬けされたものを掲載しています。このため、シロップの糖質が含まれてしまい、ナタデココは高糖質の食品とされることがあります。
ところが実際のナタデココは糖質がかなり低めで、カロリーもほとんどありません。シロップ漬けのナタデココのカロリーや糖質をチェックして「これは糖質制限には向いていない」と思い込まないようにしましょう。
ココナッツ水の95%は水分ですので、そこから作られるナタデココもほとんどが水分です。このため、糖質ゼロのゼリーなどにもナタデココはよく使われています。それくらいナタデココの糖質は少なめですので、使い方次第では糖質制限に最適な食材のひとつです。
糖質制限中にナタデココを食べるときの注意点
ナタデココそのものには糖質が少ないことはすでに紹介しましたが、市販品のナタデココはシロップに漬けられていますので、そのまま食べるとかなり糖質が高めになってしまいます。このため、糖質制限をしているときは、必ずシロップを落としてから食べるようにしましょう。
多少はナタデココに染み込んでいますので、すべてを取り除くことは難しいのですが、それでも水に浸したり、お湯で茹でたりすることで糖質量を抑えることができます。
外食などではナタデココを使ったデザートなどは、できるだけ食べないようにしてください。デザートとして使われているナタデココは甘さを出すために、シロップ漬けのまま使われているケースがほとんどです。糖質量をコントロールしにくいため、外食でのナタデココはローカロリーでもNGです。
コンビニやスーパーで売られている糖質ゼロのナタデココが入ったゼリーは、糖質がほとんど含まれていませんので、糖質を気にする必要はありません。食後に少しお腹が空いているときや、間食などに活用してください。
扱いが少し複雑になってしまいましたが、ナタデココはその状態によって使い分けをする必要がある食材です。糖質制限をしているときにはナタデココに限らず、「迷ったら食べない」というスタンスで対応しましょう。
もし口にして甘さを感じるようでしたら、少し残すか食事での糖質量を抑えるなどして、1日の糖質摂取量が高くならないようにコントロールしてください。
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