甘酒の糖質はどのくらい？低い高い？カロリーは？

寒い冬には体を温め、暑い夏には夏バテ対策などで重宝されている甘酒は、飲む点滴と言われているほど栄養価も高いため、積極的に取り入れたいドリンクのひとつですが、やはり気になるのは糖質ですよね。栄養価が高くても飲んで太るのは避けたいところです。

ここではそんな甘酒の糖質がどれくらいあるのか、またカロリーなども含めてダイエット時に飲んでもいいものかどうかについて紹介します。

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甘酒は糖質が高め！糖質制限中はNGドリンク

甘酒の材料は米と米麹です。甘酒はお酒という名前がついてはいるものの、含まれるアルコールはほとんどなく、市販されている甘酒のほとんどがソフトドリンクとして売られています。

米と米麹から作られるため日本酒と同じ材料ですので、日本酒と同等の糖質になると思うかもしれませんが、日本酒は濾過して透明にするのに対して、甘酒はお米を残している状態になるため、お粥に近い状態です。このため甘酒に含まれる糖質の量日本酒よりもお粥に近いものになります。

• 甘酒：糖質 17.9g
• 日本酒：糖質 4.9g
• 白粥：糖質 15.6g

甘酒一杯は80〜100mlくらいと考えると、食事以外で摂る糖質としては、17.9gの糖質は許容できる範囲を超えています。一口だけ飲むとしてもそれなりに糖質を含んでしまいますので、糖質制限中は甘酒を避けるようにしましょう。

糖質制限中はご飯や小麦粉の加工品はNGということが定着していますが、甘酒はごはん類と一緒だと考えればわかりやすいかと思います。甘酒を何杯も飲むことはご飯をたくさん食べていることと同じですので、気をつけてください。

甘酒はダイエットに向いているドリンク？カロリーは？

ダイエット情報に詳しい人は、甘酒ダイエットという言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。甘酒100gでカロリーが81kcalですので、決してカロリーが少ないわけではありません。ただ飲んだ後の満足感が高いため、朝ごはんに置き換えられるというのが甘酒ダイエットです。

成人男性が1食に摂るカロリーの目安が600〜700kcalですから、それを81kcalにすれば痩せられて当然です。これが甘酒だから痩せられているのではなく、ただ摂取カロリーを抑えているから痩せているだけです。

いくら甘酒は栄養価が高いとはいえ栄養不足になりますし、仕事などで力が出なくなります。市販品の缶コーヒーのカロリーが100gで35kcalですから、朝ごはんを缶コーヒー1本で済ませているようなものです。

どんなダイエットでも健康的でなければ、継続していくことが難しくなります。甘酒を食事と置き換えるような無理な結局継続できずにリバウンドしてしまう可能性もありますので、できるだけ避けるようにしてください。

酒粕の甘酒の糖質はどれくらい？

ここまで紹介した甘酒は米と米麹で作ったものですが、実は甘酒にはもう1種類あり、お酒を作ったときにできる酒粕を使って甘酒を作ることができます。こちらの糖質とカロリーはどれくらいになるのでしょう？もしかして低糖質というようなことがあるのでしょうか。

残念ながら、酒粕で作られた甘酒は米と米麹で作られた甘酒よりも、高糖質になりますその理由としてあげられるのが、甘みを出すために使われる砂糖です。酒粕そのものに含まれる糖質は100gで23.4gとそれほど多くはないのですが、砂糖を加えることで糖質が上がります。

4杯分の甘酒を使うのに使う砂糖は約70gです。1杯あたり17.5gですので、酒粕と合わせると約23.4gの糖質となり、米と米麹で作られた甘酒よりも糖質が多くなるためNGドリンクであることは変わりません。

ところが、この砂糖の代わりに甘味料を使うことで糖質をぐっと下げることができます。糖質ゼロの甘味料にすれば、甘酒1杯の糖質はたったの5.9gです。これならば米と米麹で作られた甘酒よりも糖質は少なめになります。

たくさん飲みすぎると問題ですが、甘酒は腹持ちがいいという特徴がありますので、間食の代わりに最適です。糖質制限をしている人は、ぜひ糖質が少なめの甘酒を作ってみましょう。ただし、酒粕で作った甘酒はアルコール度数が高くなるので、仕事中や運転前は避けるようにしましょう。

私達といっしょに糖質制限を広めてみませんか？