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2017/01/24更新

トクホのノンアルコール飲料に期待できる効果は?糖質や脂肪に働くワケ

トクホのノンアルコール飲料

アルコール分を含んでいないアルコールテイストの飲み物を“ノンアルコール飲料”と呼びますが、実際には1%未満であればアルコールを含んでいてもノンアルコール飲料として扱われてしまいます。しかしながら、現在ノンアルコール飲料として販売されているほとんどの商品がアルコール0.00%。

アルコール0.00%のノンアルコール飲料が登場したことによって、運転をする予定のある人やアルコールが飲めない人も周りと一緒に乾杯でき、また休肝日でも晩酌気分が味わえるようになりました。

当初は「ノンアルコール飲料なんて需要があるの?」と思っていた愛酒家も多かったようですが、実際さまざまな理由によってアルコールを飲むことができないシーンは結構多く、需要の高まりもあってか現在ではさまざまなノンアルコール飲料が登場しています。

そんなノンアルコール飲料にもトクホ(特定保健用食品)商品があるのをご存知でしょうか?ここでは糖質制限ダイエットにも役立ちそうなノンアルコール飲料について詳しくご紹介したいと思います。

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トクホのノンアルコール飲料とは

トクホとは、「特定保健用食品」のこと。トクホ商品を販売するためには、機能性や安全性に関する審査をクリアし、消費者庁長官の許可を得なくてはなりません。最近ではトクホ商品の目印となる“トクホマーク”が付いた商品も増えているので、目にする機会も多いのではないでしょうか?そんな機能が認められたトクホマーク付きノンアルコール飲料が現在多数、発売されているのです。

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トクホのノンアルコール飲料の種類

トクホのノンアルコール飲料には、どんな種類があるのでしょうか。

【難消化性デキストリン配合】
とうもろこし生まれの食物繊維で、現代人に不足しがちな食物繊維を補うことを目的に開発されました。難消化性デキストリンを食事と一緒に摂取すると、糖質や脂質の吸収を穏やかにし、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える効果が期待できるとされています。

【緑茶カテキン配合】
緑茶カテキンは、継続的に摂取することによって、脂肪を消費しやすくする作用があり、体脂肪の減少が期待できると言われています。

糖質と脂肪の吸収を抑える効果が期待できる難消化性デキストリン配合の商品や、脂肪を消費しやすくする効果が期待できる緑茶カテキン配合の商品があるので、用途に合わせて選んでみても良いですね。

トクホのノンアルコール飲料を紹介

ここからは、トクホのノンアルコール飲料について具体的にご紹介していきたいと思います。

糖質や脂肪の吸収を穏やかにする

先ほどご紹介した難消化性デキストリンを配合したのがこちらの商品です。

  • サッポロプラス
  • アサヒヘルシースタイル

商品には、「糖の吸収をおだやかにする」「脂肪の吸収を抑える」「食後の中性脂肪の上昇をおだやかにする」といった文言が記載されていますが、難消化性デキストリンは糖質と脂肪にダブルで働きかけるとされていますから、ごはんやパスタなど、糖質の多い食事をよく摂る人や、揚げ物やかつ丼など脂肪の多い食事を好む人におすすめです。もちろん糖質制限ダイエット中の人にもおすすめと言えそうですね。

体脂肪を消費しやすくする

体脂肪にアプローチする緑茶カテキンが配合されているのがこちらです。

  • ヘルシアモルトスタイル

脂肪の消費量をアップさせ、体脂肪減が期待できる緑茶カテキン配合の商品。ただし、緑茶カテキンは継続的に摂取する必要があると言われていますから、たった一度飲んだだけでは効果を期待することはできないかもしれませんね。糖質制限ダイエット中の人で体脂肪が気になる人は向いているかもしれませんが、食事の糖質カットを期待するなら難消化性デキストリン配合のノンアルコール飲料の方がおすすめと言えそうです。

ちなみにノンアルコール飲料が登場した当時、「美味しくない」という意見も多くあったようですが、どんどん改良が進み最近では味も高く評価されています。トクホ商品も「美味しい」と評価する声が多いようなのでぜひ試してみてくださいね。

トクホと機能性表示食品の違い

店頭に並ぶ商品を見て気づいた人もいるかもしれませんが、トクホ商品とは別に「機能性表示食品」と表示されたノンアルコール飲料があります。

機能性表示食品:
事業者(企業)の責任のもと、特定の機能性を表示した商品のこと。トクホのように消費者庁長官の許可を受けた商品ではありませんが、機能性や安全性に関する情報を消費者庁に届出する必要があります。

トクホに関する法律が1991年に施行されたのに対し、機能性表示食品は2015年とやや遅れて施行されました。制度開始の背景には、トクホ以外にも消費者が商品の正しい情報を得たうえで選択できるようにするという目的があったため、機能性表示食品は事業者に情報公開が義務付けられているのです。

機能性表示食品のノンアルコール飲料を紹介

トクホではありませんが、期待できる効果が表示してある機能性表示食品のノンアルコール飲料も多数あります。

  • キリンパーフェクトフリー
  • アサヒスタイルバランス
  • アサヒスタイルバランス梅サワーテイスト
  • アサヒスタイルバランスコーラサワーテイスト
  • アサヒスタイルバランスゆずサワーテイスト
  • アサヒスタイルバランスレモンサワーテイスト
  • アサヒスタイルバランスグレープフルーツサワーテイスト

ビールテイスト飲料だけでなく、サワーやカクテル風のノンアルコール飲料もあります。これらのノンアルコール飲料にも、トクホ商品に配合されていた難消化性デキストリンが配合されているため、糖質や脂質の吸収を抑える効果が期待できます。

トクホ商品が見つからないときは、こういった機能性表示食品のノンアルコール飲料を活用しても良さそうですね。
 

トクホのノンアルコール飲料を飲むタイミング

難消化性デキストリンが配合されているノンアルコール飲料は、食事で摂った糖質や脂質の吸収を抑えてくれる作用があると言われていますから、それ単独で飲むよりも食事の直前に飲んだり、食事と一緒に飲むのが最適です。

アルコールが飲めなくても飲んだ気分を味わえるだけでなく、食事の糖質や脂肪をカットする効果が期待できるなんて、かなり画期的な飲み物だと思いませんか?

一方、緑茶カテキン配合のノンアルコール飲料の場合はタイミングを選ぶ必要がありません。ただし先ほどもご説明したように継続的に摂取する必要があるので、毎日続けることをおすすめします。

不味いのは昔の話!美味しくなったノンアルコール飲料

ノンアルコール飲料が発売されてすぐのころ、ノンアルコール飲料を飲んで「不味い」「味がイマイチ…」と感じた人は少なくないと思います。確かに当初のノンアルコール飲料は味が悪く、わざわざ買うほどでもないという意見はごもっともだったのかもしれませんが、登場から歳月が経ち、現在では味もかなり本物に近くかなり美味しくなっているのです。

昔と比べ味が格段に美味しくなったことによって、ノンアルコール飲料は生活のさまざまなシーンで活用されるようになりました。

休肝日にノンアルコール飲料を利用しているという人もいるようですが、そのあとも予定が入っているランチタイム、アウトドアやレジャー、子ども同伴のホームパーティーなど、「飲みたい気分だけど本当に酔ってしまうのは困る…」という場面で活躍するのがノンアルコール飲料なのです。

中にはお風呂上りの一杯にノンアルコール飲料を飲んでいるという人や、飲み会でこれ以上飲むと二日酔いになりそうなとき、ノンアルコール飲料にチェンジする人もいるようですね。

こんな人はノンアルコール飲料を飲んでOK?

いくらアルコール0.00%のノンアルコール飲料と言えど、運転する人や妊婦さん、子どもは飲んで良いのでしょうか?

運転する人

これから運転する予定のある人もアルコール0.00%のノンアルコール飲料なら飲んでも問題はないでしょう。ビールやサワーに味わいが似ているだけで、アルコールが含まれているわけではありませんから、ジュースを飲むのと同じです。

しかしながら、最近のノンアルコール飲料はアルコール飲料とかなり近い味わいや飲み心地、色味などを実現しているため、アルコールが入っていないにも関わらず雰囲気のせいか酔った感覚になる人もいると言われていますから、そんな人は絶対に避けておいてくださいね。

妊娠中や授乳中の人

妊娠中や授乳中の人もアルコール0.00%のノンアルコール飲料であれば飲んでも問題はないと言われています。周りが飲んでいるときに雰囲気だけであっても味わいたいときがあるでしょう。そんなとき、ノンアルコール飲料は役立ってくれそうです。

しかし、妊娠中や授乳中といった大事な時期は、食べ物や飲み物に気を付けなくてはいけませんから、ノンアルコール飲料の人工甘味料などの添加物が心配なら避けておいたほうがいいかもしれませんね。しかしながら、たまに1杯飲むくらいなら、気にする必要はないのかもしれません。

子ども

はっきり言ってアルコール0.00%のノンアルコール飲料は清涼飲料水ですから、未成年であっても飲むことが法律で禁止されているわけではありません。しかし本来ノンアルコール飲料は20歳以上の人の飲み物を想定して作られているものですし、アルコールテイストであることから飲酒にいざなうきっかけになることも懸念されるため、子どもが飲むことはおすすめしません。

ノンアルコール飲料がアルコール類と同じ棚に陳列されている点や、購入時に年齢確認される点、そして自販機で販売していない点も、こういった倫理的な配慮あってのことなのです。

尚、上記はアルコール0.00%の商品に関してのお話しで、1%未満のアルコールを含むノンアルコール飲料については絶対に飲んではいけませんから、その点を間違えないようにしてくださいね。

トクホのノンアルコール飲料誕生の経緯

トクホのノンアルコール飲料として2015年に初めて許可を得たのがサッポロ(サッポロプラス)と花王(ヘルシアモルトスタイル)の商品でしたが、実は2商品とも一度はトクホ商品として不適切だという声が多かったようです。

その理由は、未成年の飲酒きっかけになる可能性を持つノンアルコール飲料を、健康に役立つイメージのあるトクホ商品として認めるのは良くないという意見があったから。

最初は不適切という意見が有力でしたが、最終的にノンアルコール飲料が清涼飲料水に分類されていることから、売り場の考慮や販売時の年齢確認などの配慮を必要としたうえでトクホとして認められました。こんな経緯もあって誕生したトクホのノンアルコール飲料は、確かに大人の配慮が必要なのかもしれませんね。

トクホのノンアルコール飲料まとめ

この記事を読んで、トクホや機能性表示食品のノンアルコール飲料に興味を持っていただけたでしょうか?すでにさまざまな商品がありますが、ノンアルコール飲料は今後も需要が拡大する可能性大なので、選択肢もどんどん増えてくるかもしれませんね。

糖質制限ダイエット中の人にとっても、トクホのノンアルコール飲料はなかなか便利だと思いますので、休肝日やちょっと飲みたい気分の昼などに試してみてはいかがでしょうか?

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